能に就いて考える十二帖
能に就いて考える十二帖 / 感想・レビュー
めめ
写真が多くて眺めるだけでも楽しい。文字を追いながら舞台である能の世界を垣間見せてくれるみたい。「醒めた目で見た能の世界の腑分け」の本。六条御息所の苦しみの項が好き。セルフコントール出来ない哀しみ苦しみなのかなと思う。小町の醜さについて、の項も面白かった。美し過ぎた為に却って醜く変容せざるを得ない、とは厳しいなと思った。読み易くて面白かったです。ところで、この本の表紙が何故西洋の宗教画なのか気になる。
2021/02/17
戸塚こだま
薄々感じていたことにしても、言語化してもらったお陰で見方がかなり変わった。
2009/11/11
感想・レビューをもっと見る