ひとはなぜ愛するのか
ひとはなぜ愛するのか / 感想・レビュー
さっちも
世界的動物学者の権威と小説家の愛をめぐる対談。それはたんなる欲望の別名なのか、それとも至上の崇高な行為なのか。サル学のさまざまに実証された、攻撃性、嫉妬、性、悲しさ、寂しさ、嗜虐性、保身などなど利己的な行動は本当にそのまま人間にあてはまる。ほぼ霊長類にしかみられない、子殺しや同種同士の殺し合い、捕食なんかは陰惨な本能をみせつけられ本当にキツイ。愛なんて所詮と結論づける事が可能な説の数々。けれど人でも、サルでも自分の利益を超えて、他者を大事にするような行動、献身というべき何かも同じくらい語られる。
2019/08/11
Jas
最初の方だけ読んだ。動物好きな方にはぜひ。
2021/07/24
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