五感の故郷をさぐる
五感の故郷をさぐる / 感想・レビュー
たかこ
近代社会は、豊かで便利で合理的な生活を実現させようと、長い年月をかけて努力してきた。様々な発見や発明を重ね、より合理的で快適な社会を作り出すために、鋭意努力して必死に作り上げてきた社会ではあるが、今私たちは「癒し」や「リラクゼーション」「私らしい暮らし」を求めている。五感を頼りに何かを判断していくことは、非効率的ではあるが、「五感を生き生きと働かせて、外の世界と接する」経験は、「外部の情報を上手に取り込み、フィードバックさせ、外界と身体とを感応させていく」ことにつながる。
2020/08/23
maharasa
現代の様々な問題は、人間の五感への栄養不足(偏食)が原因で引き起こされるのかもしれない。教育障害も、脳が五感の栄養不足もしくは、感覚を使えない事からの抑圧された感情を知らせるシグナルなのだろう。人間に備わっている五感を通して様々な栄養を、吸収することが現代人に求められている。
2009/02/19
感想・レビューをもっと見る