知られざるイタリアへ―終わりなき旅路イタリア編
知られざるイタリアへ―終わりなき旅路イタリア編 / 感想・レビュー
ヴェネツィア
タイトルから期待したのは文字通り「知られざる」イタリア。しかし、ここで語られているのはエリチェやアルベロベッロ、シエナと、ほとんどは普通のイタリア。ガイドブック(Lonely Planetだろう)に頼ってするような旅では「知られざる」はあり得ない。また、風景や土地の人々(もちろん語られてはいるが)よりも自分を前面に押し出す著者のスタンスも鼻につく。『深夜特急』でも著者が主人公だが、沢木耕太郎の場合は自己を客体化し、物語中の登場人物として溶け込ませることに成功している。あるいは単に著者と馬が合わないのかも。
2016/10/03
CAESAR_YOKOHAMA
紀行記の参考として購入した一冊。著者であるロバート・ハリスが見たイタリアの景色や文化というよりは、出会った人々を中心に描かれている。人と出会うという旅の醍醐味や素晴らしさを再確認させてくれる一冊。メモ帳とカメラを持ってどこかへ旅に出たくなった。
2012/07/16
rosie
こういうオープンな旅をしたいと思わないけど、おいしいものを食べて好きな人と話して、と楽しそうな姿は少し羨ましい気がした。
2018/09/29
きよ
イタリアの素顔に触れる事ができる本。筆者の語学力・人間性が大きいと思いますが、このような旅をしてみたいと思いました。うらやましい。(笑)
2015/02/04
ショコ
前半がシチリア。読みやすく、人々の気質、町の様子などが浮かんでくる。アグリツーリズモやトゥルッリ滞在なども情景豊かに描かれて興味深い。写真も多い。
2010/11/09
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