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天命

天命

天命

作家
五木寛之
出版社
東京書籍
発売日
2005-08-01
ISBN
9784487800711
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天命 / 感想・レビュー

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野火*

とてもいい本だった。どんなに言葉を尽くされても他人の死は自分の死ではない、他人の言葉から死の実感を得ることはできない、どこまでも自分の死だけが問題である。宗教は背負った荷物を軽くしてくれるものでも、病状を和らげてくれるものでもない、ただ重い荷を背負ったままで歩き続ける力と希望を与えてくれるものである。等々の言葉に共感を感じ、救われた心地がした。

2019/07/14

死について、どんなに考えても結論は出ない。経験者は存在しないからな。 ’五十歳ぐらいまでは必死で生き続ける、その後忍び寄ってくるのが老化で目、歯、その他の器官もガタガタ、六十歳を過ぎれば坂道を転がるように衰える。 老いは悲惨であり、死もまた悲惨。 生きるために、生き物を殺し食らって生きてきた、生きることは悪であることは確かだ。死ぬことに死を宣告された人にかける言葉はない。’(引用)

2015/04/21

ほじゅどー

「死」をテーマにした五木寛之の体験記。筆者は幼い時、自分の善良な母親が、戦後の混乱の犠牲者となり、真っ先に死ぬという経験をした。「善き者は逝く」つまり「優しい人は生き延びられない」のが現実だと言う。

2010/03/20

多読多量連投が日課だった

せっかく書いたら消えやがった!チクショー!日本の自殺率が戦死並みだってさ。

2017/06/04

rana

いつかは訪れる死、そろそろ死と向き合うことも大切かな

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