サヴォワ邸/ル・コルビュジエ (ヘヴンリーハウス-20世紀名作住宅をめぐる旅 1)
サヴォワ邸/ル・コルビュジエ (ヘヴンリーハウス-20世紀名作住宅をめぐる旅 1) / 感想・レビュー
ヴェネツィア
1931年、パリ近郊ポワシーに建てられたサヴォワ邸は、コルビュジエの代表作であるばかりか、20世紀の名建築として、つとに名高い。それはコルビュジエ自身が提唱した「近代建築の5原則」を理想的な形で実現しているからとされている。すなわち、5原則とは〈ピロティ〉、〈屋上庭園〉、〈自由な立面〉、〈水平連続窓〉、〈自由な平面〉である。もっとも、住むには難点もあったようで、依頼主のサヴォワ夫人が雨漏りがするとのクレームを寄せたりしているらしい。ゴシック、バロック趣味の私の嗜好からは、このシンプル過ぎる外観は⇒
2024/09/01
チェ・ブンブン
カウフマン邸に次ぐクールな建物。レゴアーキテクチャーのサヴォワ邸を作りたいが金がないから今回本で満足することにした。光の入り方まで計算された建物に興奮。しかし日本円で2億かかっている建物なのに雨漏りが酷く、アフターサービスも悪いのが難点だ。
2013/07/21
nbhd
数あるコルビュジエ本のなかで、今のところいちばん良いのがこの本。サヴォワ邸こそが「ザ・モダン」のフォーマットで、のちの芸術文化に影響を与えたものだと、学び知ったつもりになっていたが、どうもそうではないらしい。どうやら、ひとが暮らして初めて気づくような空間的な試みがいろいろと内蔵されているようだ。ぼくは小津安二郎の映画によくある、誰かが出てきたり、声だけが聞こえてきたりする「奥行感」が好きなのだが、サヴォワ邸にもそういった「奥行感」があるようで、見た目のザ・モダン感だけじゃないみたいだ。
2017/09/16
ビーバー
1931年(昭和6年)にこんな住宅を設計していたなんて本当にすごい。実物を体感してみたい。ル・コルビュジェ作品を見て回るガイドブックがあるので、メモしておこう。「ル・コルビュジェを歩こう」(吉野弘、エクスナレッジ、2002年)、「ル・コルビュジェおでかけガイドブック」(林美佐)
2015/05/08
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