国語力をつける勉強法
国語力をつける勉強法 / 感想・レビュー
みつき
東大医学部卒の筆者が日本人の国語力の低下を危惧し、2007年に出版した書籍。ここ二年ほど高校、大学受験指導をしていて、国語力の低下により、他の科目にも影響がでている生徒達を目の当たりにしていたので、前半の国語教育の問題提起に関しては、体系的に問題点を整理できた。国語力向上のための具体策に関しては、目新しいものもなく特に得る事もなかったが、将来子供を持った時、親ができることなどを改めて考える機会を持てたのはよかった。子供の教育に無関心な親に対して、危機的な状況であるという意識を持たせるという意味では良書。
2013/06/26
田中峰和
失策として定着したゆとり教育。PISAテストの順位低下とゆとり教育を結びつけられることが多いし、学力が勝ち組と負け組みに二極化したことも強調される。導入を読んでいると、著者は正義感から現状を憂えているように感じたが、現実は勝ち組の医者から勝ち組の保護者へのメッセージでしかないことがわかる。和田氏は中学受験がいかに学力を伸ばし、敬語などの常識を身につけられるかを解く。大学全入時代、本音は中学受験できる環境くらいしか、勝ち組の武器にならないことを強調しているのだ。勝ち組の身勝手さだけが目立つ後味の悪い本。
2014/11/12
けんぞー
この本で国語力はみにつかない。なぜなら、この本は国語力というよりも、日本人の国語力の世界的な低さ、学校教育の問題。自分の子供に対する国語教育。などに重点を置いていて、国語力を伸ばす、具体的な方法は述べられていないからです。 国語力をつけたくて、手に取ったほんなのに、その方法が述べられてなかったので残念。
2016/04/27
フラグ
★★★★☆書かれていることが理解できないのは、背景知識が足りないからだ。この言葉はスゴい納得。映画や小説、英文とかでも前後の人物・シーン・単語を知っているだけでだいたいが把握できる。つまり、物事を理解できない時は、圧倒的に背景知識が足りない。それを補うために、自分が知らない言葉に遭遇したら調べる癖をつける。最初は点かもしれないが、線となり、面となり、立体となる。遠回りに見えるが、体系的に詳しくなったほうがフレームワークが身に付き別のジャンルでもすぐ理解できる。良書だ!
2013/11/17
クロ
今の日本人は国語力がかなり下がっていて、どうしたらあげることができるかが書いてありました やはり、読解力を身に付けることは重要であるのがわかった
2011/03/19
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