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油断!/団塊の世代 (堺屋太一著作集 第1巻)

油断!/団塊の世代 (堺屋太一著作集 第1巻)

油断!/団塊の世代 (堺屋太一著作集 第1巻)

作家
堺屋太一
出版社
東京書籍
発売日
2016-06-25
ISBN
9784487810116
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油断!/団塊の世代 (堺屋太一著作集 第1巻) / 感想・レビュー

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tacacuro

追悼読書第三弾は「団塊の世代」。前作「油断!」とは違って月刊誌連載のオムニバス形式で、電機、自動車、金融、官庁を舞台に日本の長期人口問題を予測。全編を通じて目の前の大問題に対する危機感と無為無策への怒りが行間から溢れ出ているのは前作と同様。作者自身による解説によれば、作者に「戦後生まれの人口の塊り」の問題を指摘したのは、万博準備のための会議での厚生省技官の発言。これを小説として世に問うまでに9年間熟成させている。この巻末の解説と自己紹介からは作者が確立した「予測小説」の作られ方がなんとなくうかがわれる。

2019/03/17

kurosuke

油断は、日本のエネルギー政策の限界、石油一辺倒の影響を分析した作品。日本人の勤勉ながらも変革を受け入れられない性格も上手く描き圧巻。この作品が書かれた時代から問題解決が進んだのか考えさせられます。団塊の世代は、短編集であるが、様々な職業の団塊の世代の悲哀を描いた作品。高齢化社会への課題、若者と老人の対立発生の予測、団塊の世代の第2の人生の難しさ、リストラ、今にも繋がる課題を見事に描いています。

2017/03/12

Mikio Kitayama

「団塊の世代」を読んでみたくて。いわゆる予測小説として出されて大ヒットしたそうだが、結構あたっている部分が多い。描かれているのがちょうど自分の年齢に近いので、身につまされるところもある。

2017/01/25

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