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聖地巡礼 コンティニュード 対馬紀行

聖地巡礼 コンティニュード 対馬紀行

聖地巡礼 コンティニュード 対馬紀行

作家
内田樹
釈徹宗
出版社
東京書籍
発売日
2017-09-19
ISBN
9784487811052
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聖地巡礼 コンティニュード 対馬紀行 / 感想・レビュー

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じゅむろりん

古事記「国生み」の記述の中には6番目に登場する対馬は,大八洲の国のひとつとして強く意識された島です。韓国との国境に位置するも韓国化しておらず日本の風土を頑なに保ち,ちゃんぽん文化の長崎と一線を画す「海の民」なのだと再確認させられます。日本にとっては端っこでも大陸から見れば日本の玄関口に位置しており,地理的歴史的接点としての役割が昔からあったんですね。変に作られていない太古からの神を祀る神社や聖なる山々は,まさに聖地。巡礼するかは別として,知っておくべき日本の姿の一つでしょう。

2018/02/06

元寇についての記述は最近の学説に即してないなとは思うものの、対馬の魅力たっぷりな一冊。韓国が併合された後、王族の数を増やすさないという国策もあり、韓国の姫君が宗氏の当主と結婚したことを記念した史跡なども。結局、戦後離婚されたけど、その後も熱烈な愛の詩を東大出の御当主が贈られてたというエピは泣けた。なにもかもから自由でいることはできないんだよなあ…。まさかの「安徳天皇陵墓参考地」の史跡も宮内庁管轄になってて、そうかそのレベルまで宮内庁管轄になっちまうのかと地味にのけぞった。対馬にも一度行ってみたいなあ。

2018/04/08

乱読家 護る会支持!

内田先生と釈先生による聖地巡礼シリーズ4冊目。今回は古事記によると六番目に作られた対馬。魏志倭人伝で最初に登場する日本の地名(『山林険しく深林多く』)。 朝鮮との国境にありながら、日本の文化様式を守り、中世以降の古い日本語が残る純然たる。。。 日本の端っこにあるのに、日本の源流を最も感じれる場、アナロジー能力を復活させる場、知らないけどわかる場らしい。 死ぬまでには、行ってみたいと思いつつ、多分行かないだろう対馬。

2018/01/17

まる

対馬ってその位置からして韓国の文化とが合わさった独特な文化があるんだろうな、という安易な先入観を吹き飛ばすほどの純然たる日本、それも神道が成り立つ以前の姿を残している地なのだいうことがよく分かりました。ぜひ対馬を訪れて五感で感じてみたいものです。

2017/11/18

Yosiyuki Kudou

対馬が古代から日本であったことが知れて良かったです。そして古くから海外との折衝で尽力していたかが窺えました。やはり現地に行ってみたいです!

2018/05/11

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