ワイド判 散歩が楽しくなる 空の手帳: 誰かに話したくなる 身近な空&雲のなるほど雑学
ワイド判 散歩が楽しくなる 空の手帳: 誰かに話したくなる 身近な空&雲のなるほど雑学 / 感想・レビュー
とよぽん
観天望気、それ自体が人間の生活と自然との対話のようなものだったのだと気づいた。著者も、今のすっかりIT化された気象予測と比べて、技術の差ではないものを感じている。空、雲、風・・・毎日が自然のふところで生活している私たち、それを改めて実感した。とにかく、写真が美しく、さらに季節や空の様子に合わせて俳句を掲載してあるのにも奥行きを感じる。雑学というよりも、心癒やされる「空の手帳」。
2023/04/21
TakaUP48
自然の変化から天気を知る「観天望気」をする漁師が、気象予報士に勝ったという”あとがき”を先に読んでしまったが…。雲、雨、風、雪、月の名前が何と多いことだろう。日本人の観察と心の細やかさを改めて知る。雲の数え方は一朶以外にも多数あり。空に浮かぶ雲とは、まさに一期一会の出逢い。何と色々な雲が、空模様があることだろうか。入道雲に坂東太郎、丹波太郎、四国三郎という人名がつく地方があり、肋骨雲や朝顔雲などという面白い名前も発見。世の中のできごとは、調べれば調べるほどディープだというのを実感!した本。
2021/04/08
葉鳥
観天望気。海や畑に出て仕事をする人は雲や風、湿度などからその後の天候を読むのに長けているイメージがある。ことわざや言い伝えで聞いたことがあるものも幾つがあったが、夕焼けのように季節によって意味合いが変わる現象もあるとは知らず勉強になった。スコールが強風を指すものだとは驚いたな…。半透明雲は写真でも見るのが初めてだった。定義や科学的な根拠だけでなく、俳句ではどうしてこの季節の季語なのかや春夏秋冬の語源など言語や文学的な面にも触れられていて面白かった。
2024/04/07
遠い日
ワイド版でも手に馴染むサイズ。この本片手にする散歩は、ついじっと空ばかり見上げてしまいそう。基本的な説明が親切だし、雲の名前や気象のことをそんなに知らなくても楽しめる。今どきは「花粉光環」などという現象があるのですね、びっくり。
2021/09/24
ごんぞう
★★★★。 書店で立ち読みしていて、写真がとてもキレイだったので買いました。普段から空を見上げるのが好きですけど、この本を読んでからは雲の名前が少しはわかったりして、前よりちょっぴり楽しいです。
2021/11/26
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