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アーデン城の宝物

アーデン城の宝物

アーデン城の宝物

作家
E・ネズビット
井辻朱美
永島 憲江
出版社
東京創元社
発売日
2014-06-21
ISBN
9784488010171
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アーデン城の宝物 / 感想・レビュー

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詩歌

懐の深い家庭教師から、英国の歴史を心躍る冒険と絡めてお話してもらっている気分を味わえる。女の子だからって置いていかれる事はないけど、過去にはどうしようもない差別があって、私は打ちのめされてしまう。たとえ本人が巧くいったと安心しても、ハラハラしちゃう大人目線。時代衣装の楽しみ、宝探しと探検、最後の一番のプレゼントにハグとちゅー、「良かったね」と布団を掛けてポンポンしたい。

2014/10/14

杏子

懐かしいネズビットの未訳のファンタジー作品。アーデン城の後継ぎが、10歳になるまでにアーデン卿となり、正しい呪文を唱えれば宝物を見つけることができる。そんな夢のような冒険を、二人の姉弟が繰り広げる。案内役は言葉を話す白いモグラ、モルディワープ。普段は見えない屋根裏部屋に並んだ箱の中から取り出した様々な時代の衣装を身につけ、タイム・トラベル!正統派ファンタジー。挿し絵もどこか懐かしい雰囲気たっぷりで、幼い姉弟の微笑ましい会話も楽しい。続編が楽しみ!今度こそ間違いなく宝物を発見できますように!

2014/09/16

更紗姫

ネズビットは『砂の妖精』以来。なんて懐かしい!と手に取って驚いた。タイム・トラベルのお約束が確立している。〈出かける前に行先の衣装に着替えておく〉のは、映画などではお決まりの段取りだが、1908年刊行の女流作家による児童文学で、当たり前のように語られるとは。「変装」=「変身」なのね。そして、姉弟の結びつきと最後に手に入れた宝物にはキュンっとなりました。魔法を使うために3日間ケンカしないって、10歳前後の子供たちには何という難行苦行!私と妹は1日に何度もケンカしてたよ、楽しかったけどね。

2014/10/19

北風

砂の妖精サミアッドや、火の鳥に会いたくなった。あっちの五人兄弟も面白い連中だったけれど、こちらの姉弟も随分と兄弟らしい兄弟で、しょっちゅう喧嘩ばかりしていて、なんどもチャンスを失ってしまう。魔法のお願い事は難しくて、考えすぎては無駄骨を折り、はまっていく様は、またぞろ教訓めいている。こんな魔法がある世界じゃ無くては、機会を失うなんて感じることがあるんだろうか? と思ったが、現実の世界でもある。その時は、エドレッドのように迷わずとびこまなければ、永遠に失われてしまうんだよな。

2014/08/17

ろばこ

なんて素敵。続編読みたい。

2014/08/22

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