イノチガケ 安吾探偵控 (創元クライム・クラブ)
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イノチガケ 安吾探偵控 (創元クライム・クラブ) / 感想・レビュー
藤月はな(灯れ松明の火)
まだ、読んでいませんが「不連続殺人事件」へのオマージュでしょうか?自分の命すら危うい大空襲の最中で行われる殺人。真実を知る覚悟もないのに解き明かそうとする探偵小説狂いに探偵小説を読み続ける己を重ね、嫌悪しつつも犯人の心情が無性に悲しかったです。
2012/03/25
kenplus
坂口安吾が、探偵となるシリーズの第2弾。古林少年が、書記として記述しているということで、いろいろと腑に落ちない箇所が多々ある。少年の事情が明らかになったところで、それもまた解消されるのだが。終戦間近の東京で繰り広げられた惨劇は、切なさがにじみ出ていたなあ。「嘘なんかつかねえ。どうしてわっちが嘘をつかなきゃなんねえんだ」
2016/09/30
松風
前作を読んでないせいか、入り込むのに時間がかかった。が、安吾を再読したくなった。最終頁の「安吾からのバトン」が誰に渡るか、も痺れる。
2013/04/09
Hisashi Tokunaga
「大田文学ってどう」;安吾でおなじみ蒲田区安方(矢口町内)、昭和20年の2月ー4月ー5月の東京空襲がバックグランド。結は白痴ではなく軍人未亡人。島原の乱ーキリシタンー山田風太郎の登場には驚いた。安吾を登場させて、安吾のステージとその隙間を巧みに小説化した一級品。探偵にされた坂口安吾の再読はつらいかな。
2013/04/25
枝
まぁまぁ 前作の方が良かった。
2011/07/21
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