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奇談蒐集家 (創元クライム・クラブ)

奇談蒐集家 (創元クライム・クラブ)

奇談蒐集家 (創元クライム・クラブ)

作家
太田忠司
出版社
東京創元社
発売日
2008-01-01
ISBN
9784488012298
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奇談蒐集家 (創元クライム・クラブ) / 感想・レビュー

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ままこ

奇妙なことを体験した者達を新聞広告で募集。〈ストロベリー・ヒル〉というバーの一角で奇談を披露させる連作短編集。聞き手は怪しげな風貌の奇談蒐集家の恵美酒と中性的な美貌の助手の氷坂。各話幻想的なミステリ仕立ての話が展開されるのだか…。オチの皮肉が効いた作品だった。

2018/09/09

さっちゃん

「求む奇談」の新聞広告により、バー「strawberry hill」に来た者が語る不思議な体験。それを聞く奇談蒐集家を名乗る恵美酒(エビス)は「これぞ奇談」と喜ぶが、助手の氷坂はその謎をバッサリ解いていく。ミステリアスな雰囲気の安楽椅子探偵ものの連作短編集。派手さはないけれど、最終話でのまとめ方(オチのつけかた)も好み。裏路地のバーの薄暗さ漂う一冊。

2020/11/14

星群

不思議は不思議のまま、そっとしておいた方がいいってことでしょうか。ある話の中で、妹の名前が一字違っていたこと。たぶん誤植なんだろうけど、私が読み飛ばしただけで、実は妹は双子だったのとか、妹が2人いたのか、という錯覚に陥り、此れが一番奇談ぽかった。

2014/03/26

えも

奇談収集家の元に持ち込まれる不思議な話と、そのカラクリを解く収集家の助手。そんな物語がいくつも続いたので、最終話はきっと本当の奇談だろうと思ってたら…▼全体に乱歩っぽさが漂うなか、最終話のアレは、締めとして好きな終わり方でしたよ。

2017/12/19

ブルームーン

「奇談求む」の新聞広告を見て、報酬目当てに恵美酒の元に集まる人々。彼らが語る奇談に報酬を出すかどうか判断するのは恵美酒の従者の氷坂。短編なので奇談といってもそれほど奥深いものではなかったけど、ちょっと不思議な話ということで楽しめた。予想外の最終章もよかった。

2014/06/01

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