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モザイク事件帳 (創元クライム・クラブ)

モザイク事件帳 (創元クライム・クラブ)

モザイク事件帳 (創元クライム・クラブ)

作家
小林泰三
出版社
東京創元社
発売日
2008-02-01
ISBN
9784488012304
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モザイク事件帳 (創元クライム・クラブ) / 感想・レビュー

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ちーたん

【追悼】小林泰三さんは大好きな作家さん。初めて読んだ作品はこちらの文庫改題作『大きな森の小さな密室』。ヤスミンとファンに親しまれる作品群は決して万人受けするものではないけど、一部の読者の心をガッツリ掴んで離さない魅力が詰まってる。知的さとグロさと意外性が融合された唯一無二の作家さん。私はこの本と出逢いヤスミンに魅了された。ヤスミンが紡ぐSF物語が好きだ。徳さんも礼都も二吉もメルヘン殺しシリーズのビルも好きだ!58歳はまだ早すぎる。もっともっと追いかけたかった。ヤスミン大好き。心からご冥福をお祈りします。

2020/11/25

モルク

7つのミステリー短編集。犯人あてやバカミスなどそれぞれのテーマに沿っているが、進むごとにどんどんくせが強くなっていく感じがする。まさに寄せ木細工の構成で楽しめた。ヤスミンワールドにはお馴染みな名探偵の各人が登場し、巻末には彼らのプロフィールまである。ワォ!

2019/11/21

bibi

先に読んだのが『アルファ・オメガ』の長編だったので、短編で読みやすかった。『玩具修理者』でいきなりハマった小林泰三さんでしたが、ちょっと言葉遊びみたいなところが、まどろっこしくなってしまいました。

2019/06/09

はな

犯人当て、倒叙ミステリ、バカミス、などそれぞれにテーマのある7編が収められた短編集。二つ目まで、お。普通におもしろいって思ってたら、三つ目で新藤礼都が出てきた辺りからどんどんクセが強くなってきた笑。田村二吉の出てくる「遺体の代弁者」「路上に放置されたパン屑の研究」が好き。二吉の特性上、彼はいつもかわいそう状況なんだけど、ついつい笑ってしまう。徳さん楽しそうだなー!巻末にはヤスミンワールドの名探偵紹介があります。Σと丸鋸ははじめましてだったから、彼らの出ている作品もそのうち読みたい。次は『アリス殺し』かな!

2018/08/27

おりん

ミステリ短編集。ライトで読みやすい文章で読後にあまり残るものが無く小粒な作品という印象を持つ一方で内容は濃い、不思議な後味の本。著者の他作品に出ている登場人物が出てくるので、知ってれば物語に入りやすい。二話目以外は面白かった。特に一話目と三話目は本格推理もので良かった。四話目は馬鹿馬鹿しくて印象に残る。五話目は作中で展開される詭弁がややこしく、理解するのに時間がかかったが、その分インパクトがあった。六話目と七話目は結末が予想外で楽しめた。

2017/11/06

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