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五つの棺

五つの棺

五つの棺

作家
折原一
出版社
東京創元社
発売日
1988-05-01
ISBN
9784488012311
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五つの棺 / 感想・レビュー

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夢追人009

折原一さんのデビュー作のユーモア密室パロディーミステリ短編集ですね。本書の冒頭作は新人賞に応募され候補作に選ばれながら惜しくも受賞がならなかったそうですが、選評に赤川次郎の亜流と評されたのは誠にお気の毒でしたね。本書は海外ミステリ・ファンには面白く読めるでしょうし全くのミステリ初心者にも密室入門書としてお奨めしますね。本書の主役は関東地方の白岡町の黒星(くろほし)警部38歳独身男で、推理小説マニア故に密室殺人に出くわすと、ウヒョッ!と喜ぶのですが推理は頓珍漢で手柄は常に素人か部下に持って行かれるのですね。

2022/07/10

さっこ

折原一さんのデビュー作。黒星警部シリーズの第1作目ということで楽しく読みました。それぞれパロディ感満載でした。全部解決できたと思わせといて…。黒星警部、頑張らないと(苦笑)

2019/12/21

チャコ

折原一作品初読。シリーズ1作目。コミュの折原一祭りに参加して、手に取りました。白岡という田舎町で起こる密室事件を、推理小説好きが高じて事をややこしくしてしまう迷警部が担当するも、解決するのはいつも第三者という斬新な設定の物語。わたしは「永すぎる密室」がお気に入り。パロディ元を知っていたら、更に楽しめたのかもしれないので、これを機に読んでみようと思います。面白いイベントを企画して下さったコミュの皆様方ありがとうございます!

2014/10/16

ちどり

推理小説好きが高じて事件を深読みし、迷宮入りさせてしまう残念な人 黒星警部。‘おせっかいな密室’は事件自体は大したことはないですが、最後のスパイスが絶妙な味わいをだし‘やくざな密室’はロケット砲や核シェルターや呪いやヤクザがでる物騒な話‘懐かしい密室’はバラバラ事件と筋書殺人物 作中の原稿に書かれた筋書きの解決編のインパクトの強さは忘れられません‘冷ややかな密室’は本陣殺人事件のパロで‘永すぎる密室’は苦笑する事件ですが一番好きです。驚いたことに巨匠ディクスンの命日が自分の誕生日と知り歓喜ぃ,,,,

2014/09/17

☆エンジェルよじ☆

白岡という地域で起こる五つの密室事件。どれも面白かった。『冷ややかな殺人』と『おせっかいな殺人』『永すぎる殺人』がお気に入り。密室大好きの黒星警部に捜査はしてもらいたくはないが、いいキャラクターですね。

2014/03/14

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