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山伏地蔵坊の放浪 (創元クライム・クラブ)

山伏地蔵坊の放浪 (創元クライム・クラブ)

山伏地蔵坊の放浪 (創元クライム・クラブ)

作家
有栖川有栖
出版社
東京創元社
発売日
1996-04-01
ISBN
9784488012762
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山伏地蔵坊の放浪 (創元クライム・クラブ) / 感想・レビュー

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Aya Murakami

ニッポン硬貨の謎の裏で紹介された本。他館図書館から取り寄せて読み終わりました。 主人公の山伏が各地を回り歩いて体験した(作り話かもしれないが…)事件の話を語るミステリー。山伏に関するコラムにて山伏が使うホラ貝がホラ吹きの語源だとか…。この辺からつくり話というアイデアが連想されるわけですね。 アリバイ工作のために行った行為がまわりまわって自らの命を奪う話はミステリー性と同時に何やら寓話めいた印象を感じさせました。

2019/10/10

yukision

バーの常連客に自分が巻き込まれたという事件を語る山伏。内心作り話だと思いながらも毎週土曜日のこの時間を楽しむ常連客。バーと山伏という一風変わった組み合わせが新鮮で、そのうさん臭さも自然に受け入れられた。『毒の晩餐会』が良かったが、そのほかも軽く読めてそこそこ楽しめた。

2020/10/02

takaC

あとがき(アリス)と解説(戸川安宣氏)も含めて完全形の作品なんだね。

2013/02/14

星群

スナック『えいぷりる』をご紹介します。ダンディなバーテンダー兼マスターがいます。特に、土曜日に行くことをお奨めします。山伏の地蔵坊先生の話を、常連客の人達とお酒を呑みながら、聴くことができます。彼の話が、実体験に基づいた話なのか、法螺話なのか、それを詮索するのは、野暮というものでしょう。『仮装パーティの館』と『毒の晩餐会』が印象的。

2012/10/07

那由多

バーに山伏来るってとこからして非日常。凄く面白いミステリ。【2019.8.14 投稿】

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