悪魔は天使である (創元クライム・クラブ)
悪魔は天使である (創元クライム・クラブ) / 感想・レビュー
なめこ
作者のツイートがバズってたので興味を持った。刊行当時で古希とあとがきにあり、いま八十八?九?はぁー…めちゃくちゃおもしろかった。戦時中の人々の暮らし、学徒動員、疎開、空襲。その中で起こる地震と、選挙戦と一人の刺殺。細かな細かな伏線が至ってフェアに張り巡らされ、最後にざばっと回収されて、ほんわかエンドに至る。天使とは、悪魔とは誰だったのか。好きな作家が一人増えた。あとがきは名古屋論。戦禍も震災も都市計画のことも知らなかったけど、森博嗣は好き。小酒井不木つぎに読む。
2020/12/30
琥珀
戦時下の青春小説として、大量の辻作品の中でもとりわけ忘れられない一作。名古屋大空襲の最中に犯人と隻腕の青年刑事が対峙するクライマックスが素晴らしい!
2008/12/02
慧
★★
2001/02/28
depo
図書館リサイクル本。戦時下の名古屋を舞台にした推理小説。昭和19年12月に起こったマグニチュード7・9の東南海大地震、数度に渡ってあった米軍による名古屋爆撃の下、殺人事件が発生する。
2024/03/27
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