青空の卵 (創元クライム・クラブ)
青空の卵 (創元クライム・クラブ) / 感想・レビュー
再び読書
順番を間違えて「子羊の巣」から始めてしまいましたが、全く問題がなかった。逆に坂木や鳥井が生き生きと感じる。次作に登場する人々が出てくるのもおさらいみたいで面白い。多分ね双方向から楽しめる本と思う。基本ぼくは順番を守って読まないと不安になるタイプではあるが、今回はなぜかそんな気が全くしなかった。このあたりが坂木司氏の実力が垣間見られるところではないかと思う。早速「動物園の鳥」に進んでいきたい。まったく期待していなかったのにすごく満足できた。特に春の子供は、うるうるきてしまった。心を揺さぶられてしまった。
2014/05/07
nonたん
ひきこもり探偵祭り開催!第1弾『青空の卵』。まだ卵なんですね。これから巣を作って、鳥になって羽ばたいていくんだ!坂木司がどうなっていくんでしょうか・・・彼にしてもいろいろと考えるところがありそうで、これからが気になります。気持ちのいい人が増えていく感じで、好きです。それにしても東京創元社の社長さんは見る目がある!坂木さんを見出してくれてありがとう!楽しい作品作ってください。
2010/10/26
風里
空虚な日本が浮き彫りになっている。 鳥居は特別ではなくむしろ坂木が特別だと感じるのは、悲しい現実。 鋭い視点を優しく書ける筆力はすごいと思った。
2013/05/06
とも
★★★☆初めての坂木司。まず、女性作家ということに驚き。内容としては表題の通り引きこもり君が、大きな事件ではなく 日日の小さな出来事を推理で解決する安楽椅子タイプの推理小説。登場人物は、主人公でホームズポジションの鳥井とワトスンの坂木はじめ、皆んな少しずつ何かが欠けている。彼らが、この2人と絡むことで、再生していくという物語でもある。この再生屋の2人が、今後どういう風に成長していくのかも楽しみなところ。
2014/05/04
紫 綺
引きこもり探偵(?)鳥井と作者と同姓同名、坂木の身の回りに起きる生活ミステリー。2人の親友以上の固い信頼と絆には、少々辟易したが(BLっぽい?)、優しさは十二分に伝わってくる。
2011/01/06
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