無言劇 (創元クライム・クラブ)
無言劇 (創元クライム・クラブ) / 感想・レビュー
はじめさん
囲碁将棋麻雀、卓上遊戯サロンが集うビルで起こる殺人事件。売れないミステリ作家が名探偵として名乗りをあげる! 各サロン同士で普段から常連同士は交流していつつ、殺人事件によって暴かれる個々の性癖とかがけっこうエグいw 詰将棋や詰碁なんかの図が挿入されたり、ルール分かる人はより楽しめるかも。僕は麻雀わかりませんが… そして章がA〜Zとアルファベット順に分かれ、一章毎の文量も多くはないからサクサクいける。 名探偵パートもあれば、犯人による叙述もあり。 そして地味にサロン常連プロ棋士がひふみんと対戦してて吹いたw
2011/12/12
鵙屋
コアな倉阪ファン向けかもしれない。囲碁・将棋・麻雀どれも詳しくない自分には若干辛いものがあった。理屈ずくめのミステリーにはないオチは好きだが、推理が恣意的すぎる気がした。再読はないと思う。タイトルの意図をどなたか教えてください…
2011/11/29
はる
ボードゲームをやってみたくなった。面白いトリックを仕掛けてるんだけど、それがいまいち驚きにつながっていないような気がする。たくさん伏線が張られているので、読み終えたときにそれらが浮かんできて面白い。作中の小説家の言葉が印象に残った。「地味でもいい、自分のミステリーを再読してくれる酔狂な人間のために丁寧に作ろう。そう開き直ったのである。」
2010/12/30
wm_09
結末が明かされたあとに気付く、あれやこれやの伏線の嵐に、「なぜ気付かない自分」と自問自答。倉阪先生の本領はやっぱり伏線の妙でしょう。ゲーム3部作を1つにまとめたような(メタの部分失敗してるけど)お得感、いつもの倉阪トリックを見れた嬉しさ、面白かったです。(ローウェル嬢)
2009/11/18
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