KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

仔羊の巣 (創元クライム・クラブ)

仔羊の巣 (創元クライム・クラブ)

仔羊の巣 (創元クライム・クラブ)

作家
坂木司
出版社
東京創元社
発売日
2003-05-01
ISBN
9784488012915
amazonで購入する

仔羊の巣 (創元クライム・クラブ) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

おしゃべりメガネ

坂木&鳥井シリーズ2作目です。今回は3編から構成される作りでした。前作で人物設定をしっかりと終えているからか、今作は1編あたりが少し長めに書かれているようです。その追加?された長さが若干、ダルく感じなくもなかったかなと。前作はショートかつコンパクトにまとめてくれていただけに、少し違和感がありました。あと、どうしてもなじめないのが「坂木」が悲しんだ時の「鳥井」の対応(行動)です。「坂木」が感動屋さんなのはわかるのですが、ソレに連動して「鳥井」がいつもあんな風になるのは、どうしてもしっくりとこないのです。

2014/06/08

パフちゃん@かのん変更

引きこもり探偵シリーズ第2弾。鳥井の読みの鋭さ、人の心の機微を感じる繊細さ、雑学的な知識の豊富さ・・・ひきこもりでそれだけの要素を併せ持つには無理がありそうだけど、鳥井の推理が謎を解明してくれるのはすっきりする。そして登場人物の心の温かさにほっとする。

2013/03/08

七色一味

読破。久々の坂木くんと鳥井くんのシリーズ2冊目。通勤電車の行き帰りとお昼休みのちょっとした時間で読みきれてしまうほど、すらすらと物語の中に入っていけます。先に『青空の卵』は読んでおいた方が、登場人物の背景をつかめてよろしいかと思いますよ。 なんとなく、次のシリーズの展開が想像できそうな書き方が随所に見られるのが気になります…。

2011/12/16

yukision

シリーズ2作目。坂木君の持ち込む謎のお陰で引きこもりの鳥井君の世界が徐々に広がり,登場人物もどんどん増えているが,そんな中でも特に栄三郎さんの存在は大きい。鳥井君の推理の中には強引と感じるものもあったが,彼の推理で人々が救われていくという流れはほっとする。唯一,坂木君と鳥井君の共依存には不安感が残ってしまった。

2021/10/21

風里

鳥居と坂木に限らず、人と人との関わりや距離感が浮き彫りになっている感じ。 解説?の「心は自分の胸の中にあるのではなく、自分と相手の間にある。だから、一人の子供の心が痛いという状況は周りの子供が作っている」というのは膝を打った。 次作で関係性がどうなっていくのか、それも楽しみ。

2013/05/17

感想・レビューをもっと見る