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淑やかな悪夢: 英米女流怪談集

淑やかな悪夢: 英米女流怪談集

淑やかな悪夢: 英米女流怪談集

作家
シンシア アスキス
Cynthia Mary Evelyn Charteris Asquith
倉阪鬼一郎
南條竹則
西崎憲
出版社
東京創元社
発売日
2000-10-01
ISBN
9784488013134
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淑やかな悪夢: 英米女流怪談集 / 感想・レビュー

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KAZOO

19世紀から20世紀初頭にかけての欧米の女流作家の短編を12集めた作品集です。どれも読んでいてさらりと読めてしまいますが結構怖いものもあります。小泉八雲や芥川龍之介を思いおこせるものもあったり多種多様で楽しめました。とくに最後の訳者3人(倉阪鬼一郎、南條竹則、西崎憲)による対談集が楽しいもので、怪奇小説傑作集を再読したくなりました。

2019/04/02

帽子を編みます

英米女流怪談集、古典女流の12篇。どうしましょう、あまり怖く感じませんでした。幽霊よりも生きている人の方が嫌で憎々しく感じます。「名誉の幽霊」主人公は会話にトゲがあってカチンとさせるタイプでは、これでは幽霊にもひどい対応をされるでしょう。私なら如才なく応対して早めに退散してもらうか、「今、○○とおっしゃいました?古語の活用形でしょうか、もう一度お願い出来ますか?」などとツッコミ入れてメモをとっているかもしれません。一番怖いのは「黄色い壁紙」、私には狂気、精神疾患が悪化していく状態を描いたものにしか思え 続

2022/10/17

annzuhime

島外の図書館から取り寄せ。馴染みの司書さんに海外のホラーを探していると言ったら、こちらを取り寄せてくれていたので読みました。古めかしい雰囲気がまたゾワゾワする怖さ。日本の怖さとはまた違った怖さ。日本のホラーの方が私には怖いので。「追われる女」は王道だけど嫌いじゃない。「黄色い壁紙」が怖かった。

2022/08/16

ニミッツクラス

【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の二・洋編〉00年(平成12年)の税抜1900円の創元単行本初版。06年に同社文庫化。翻訳三氏(倉阪、南條、西崎氏)編訳による英米女流作家の怪談12編を収録。表題で顕した通り、血も凍る怪奇譚よりも淑やかな(エレガントな)作品をチョイス。各扉の著者紹介からウォントリストを作り始めるとシニアには残り時間が足りない事が判る(泣 ボウエンは二人いたのか!(本書はマージョリー)。気になるのはヘロン母子の“心霊探偵フラックスマン・ロー”物だ…これ、一冊にしてくれないかなぁ。★★★★☆☆

2024/08/05

メイ&まー

女性作家による怪談や幽霊話ばかり集めた一冊。表紙からして不気味〜。中でも、黄色い壁紙、がやたらと怖いというので楽しみにしていた。読み始めて、…ううん?ああこれは…、確かに怖かった。。ホラーって理不尽なところが嫌だけれど、怪談における理屈のつかない恐怖とか、そういうのが一等怖い、ということなのかあ…と納得する。作品前についてる訳者による作者紹介や豆知識も面白い。巻末のセンセイたちによる座談会がまたマニアックすぎて笑える。

2014/12/03

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