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緋色の楽譜 上

緋色の楽譜 上

緋色の楽譜 上

作家
ラルフ・イーザウ
酒寄進一
出版社
東京創元社
発売日
2011-10-28
ISBN
9784488013370
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緋色の楽譜 上 / 感想・レビュー

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キムチ

[絶対音感]に価値をあんまり感じないレベルの私、この本を手に取り期待するものが高すぎたせいもあってか、上巻を終わった時点ではさほどに面白味得られず。筆者初読み・・イントロからロマン楽派の香り高いトリビュートが次々と登場。しかし、ヒロイン「美貌のピアニスト」サラの魅力が今一つ。そしてストーカー?ヤーニンの性格が掴めない。彼女に惹かれているのか、歴史的重大事に取りつかれているのか?小道具のお陰で欧州近代の旅をしている情感あれども、何で燃えないんだろう。確かに闇より響く執拗な暗黒声はあるけど怖さがないんだよ!

2016/02/28

巨峰

音楽を色とりどりの形や模様でみることができるという共感覚の持ち主である世界的ピアニストであるサラ。リストの音楽に隠された共感覚者だけがわかるメッセージを巡る国際的な陰謀に巻き込まれる。19世紀のヨーロッパの輝かしい音楽の時代とその影響力をひしひしと感じる。サラは、自覚はないものの、音楽という神に繋がる巫女のような存在かもしれないと思った。下巻が楽しみです。

2012/11/09

フランツ・リストの末裔であると思われる共感覚をもつピアノ奏者のサラ。彼女は新たに発見されたリストの楽曲をオーケストラが演奏する場に招待される。その楽曲から、彼女は共感覚を通して「緋色の楽譜」を見つけるためのリストからのメッセージを受け取る。緋色の楽譜とは、「力の音」を守り、その力で人間を操る秘密結社・ファルベンラウシャーに伝わっていた「音の奥義」の楽譜。メッセージを受け取ったためにファルベンラウシャーから追われることになったサラは、メッセージの謎を解き明かしながらどんどん緋色の楽譜に近づいていく。物語の→

2021/03/17

みこと

本家は読んだことないがイメージとして「ダ・ヴィンチコード」のリスト版といった感じ。音が映像として認識できる共感覚者に向けた音楽家、リストのメッセージ。世界史やヨーロッパの地名に明るくないのでスラスラとは読めないのがもどかしいけどぐいぐい引き込まれてあっという間に読んでしまった。謎解きと冒険と世界の行く末までが絡んできて面白い!早く下巻が読みたい~!

2012/12/17

りか

フランツ・リストの末裔(上巻では未確定)で共感覚をもち音を操る力もある主人公の美人ピアニスト♪サラが、リストの残した“緋色の楽譜”を探して奔走するなか、秘密結社ファルベンラウシャーに狙われるはめに…設定違いで似たようなお話はたくさんありますが…そんな中でも、面白く読み進められる良品かと思われます。このまま下巻のlastまで裏切らないでくれると良いのですが…^^;

2012/10/15

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