ウィッチ・ベイビ (ウィーツィ・バット・ブックス 2)
ウィッチ・ベイビ (ウィーツィ・バット・ブックス 2) / 感想・レビュー
帽子を編みます
【リサイクル棚から入手】出版されてから約24年経っているので物理的に古く茶色くパリパリして壊れそうですが、読み始めるとページをめくる手が止まりません。第一巻は未読なので人物関係がわからないまま、ぶっ飛んだ名前の登場人物たちが繰り広げる得体のしれない生活感のない肉感のないと否定の言葉が繋がりそうな物語ですが、この自分の居場所や愛を求める切迫感、これは身につまされるものがあります。「ウイッチ・ベイビ愛している」そう告げて愛に溢れた世界を肌で感じとる、本の中でも現実でもその喜びを知っていることを思い出しました。
2023/04/16
aoneko
個性豊かな"家族ってことになってるみんな”。紫の目をした、ちょっとばかりワイルドな小さな魔女はみんなに馴染めない。でも根気と熱意はある。しぶとさもある。見え透いた絶望をまえにして諦めてはいない。空虚さは無尽蔵の包容力で、空虚さゆえにその世界を支える天蓋になりつつあるウィッチ・ベイビ。読み終えて気づいたけれど•••これは2ですな。1を読んで3も読まないと。
2015/01/20
ともこ★
不思議な物語。ファンタジー世界のようであり、超リアル世界でもある。ヴィクサン・ウィッグは、本当に魔女なの?!ウィッチ・ベイビは、悲しみと怒りが分かる子。だけど、最後に幸せと愛も分かるようになって良かった。魔女じゃなくてもこういうことはあると思う。訳者あとがきに納得と同意。次作以降も楽しみ。
2014/03/30
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