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ダンデライオン

ダンデライオン

ダンデライオン

作家
メルヴィン バージェス
Melvin Burgess
池田真紀子
出版社
東京創元社
発売日
2000-02-01
ISBN
9784488013950
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ダンデライオン / 感想・レビュー

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hiyo07

私個人としては、この作品を爽やかな青春小説だとか、感動的な再生の物語だとかは受け取れない。ジェンマは最初から最後まで救い難いし、最初は同情したタールも、次第に単なる腑抜けに感じられてきた。つまらなかったわけではないが、ただ余りにもリアルだったのではないか?と思う。物語があるようで、実はない。そう感じてしまったのだ。この物語の最後に見出せるのは若者の希望か、それとも悪循環なのか?ある意味で、奇麗事ではない若者の姿。色々な意味で多感な青春の時期を描いている作家の、また別の一面を見た気持ちになった。

2012/05/17

...

こんな本を読む必要はないと先生は生徒に、親は子供にいうかもしれない。読むなと言われた子供たちが、この本を読んで悪しき道を進んでしまったら、親にこう言えばいい、父さん母さんの言う通りだこの本はいい本だから影響されてしまったんだ、と。影響される本なんてあまりないものだ、この本だってそう、裏街道を歩ませるほどではない。ただただ堕落したものがそこにいるだけだ。ただ、それだけだ。でも傑作。

2014/10/11

rikaika

何かを得て、何かを失う。で、得たものは時間の経過で要らないモノとなる。失ったモノが年老いた自分を象る。ってことだなぁ。

2014/07/17

o

アナーキーな若者、幻想なんて抱いたのが馬鹿だったと気づく現実世界の日々。ケーンローチの作品を思い出した。

ゆりっぺ

2000年3月24日

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