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ジョナサン・キャロル短編集 1 (海外文学セレクション)

ジョナサン・キャロル短編集 1 (海外文学セレクション)

ジョナサン・キャロル短編集 1 (海外文学セレクション)

作家
ジョナサン・キャロル
Jonathan Carroll
浅羽莢子
出版社
東京創元社
発売日
1996-11-01
ISBN
9784488016142
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ジョナサン・キャロル短編集 1 (海外文学セレクション) / 感想・レビュー

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雪紫

「不条理だ~」そう呟くくらい、タイトルだけ聞いて抱くイメージとは、別物のとんでもない話が多過ぎて・・・「秋物コレクション」がまともに見える。「おやおや町」や「友の最良の人間」が特にとんでもない。

2021/04/27

ニミッツクラス

【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の二・洋編〉96年(平成8年)の税抜1650円の単行本初版。米国版を本邦で2分冊した前半で、11編収録。06年に灰背文庫化。6月にトラウトと大谷が連続出塁して、次打者が振るか送るかと注目していると、何とトラウタニが重盗をかまして成功した。そんな意外性のあるキャロルの本邦初短編。ネタは行きずりの美人母娘、空想の友人、恋人の素性、死後の世界、異能犬、余命短い男などオーソドックスだけど各々意表を突いた仕上がり。2話目の「おやおや町」の原題は“Uh-Oh City”。★★★★☆☆

2023/07/29

星落秋風五丈原

同じ車室に乗り合わせた親子連れ。妖艶で饒舌な母に比べ、娘は満足に口もきけないほど奥手らしい。と、母親のほうがいきなりぼくに迫りはじめた。「いか、か、か、かないで、お願い!」出ていこうとしたが娘はかじりついてきて、そして…悪夢のような“創造の秘儀”を描く表題作に、世界幻想文学大賞受賞作「友の最良の人間」など全十一編を収録した本書は、天国と地獄の錬金術師キャロル初の短編集第一弾。

2011/01/31

mejiro

「おやおや町」「秋物コレクション」「細部の悲しさ」「手を振る時を」「パニックの手」が特におもしろかった。奇妙、不気味、切ない話、どれも好みでツボにはまった。「秋物~」、店員さんが素敵。「おやおや町」「細部の~」、着想がおもしろい。「パニックの手」、完全に一本とられた。いろんな意味でやばい。この短篇を最後に持ってくるところがまた心憎い。

2018/08/31

ゼニガメ

もう少し読んでみたいところで終わっちゃうのが残念。この先、ほの暗い展開しかないと分かっていても希望を探したくなるラストばかりだった。「手を振る時を」が一番好き。「友の最良の人間」で動物虐待の話が出てきたけどさ、日本のイルカ漁を同列に並べないでほしい。

2014/02/01

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