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百万の手 (ミステリ・フロンティア)

百万の手 (ミステリ・フロンティア)

百万の手 (ミステリ・フロンティア)

作家
畠中恵
出版社
東京創元社
発売日
2004-04-22
ISBN
9784488017026
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百万の手 (ミステリ・フロンティア) / 感想・レビュー

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初美マリン

人類、科学は本当に進化しているのだろうか?その歪みを糺すものと一緒に育たなければ意味はないことを改めて感じた

2020/05/08

Yuna Ioki☆

1007-210-52 畠中恵氏の数少ない現代小説。こんな感じのミステリーも書かれるんですね。放火殺人がまったく別の方向へと導かれていくんですね。。。権力欲と倫理の対決だったのかもしれない。ラストは主人公が自立していこうとする姿勢が見えたのが救いかも。

2015/05/31

まるぷー

しゃばけ著者の初期の頃の現代物ファンタジーミステリー。再読。主人公は中学生音村夏貴。親友の正哉の家が全焼で一家は焼死。預かった携帯に正哉が現れ、事件の真相を追う。やがて、夏貴の家も放火により全焼。事件は四神病院産婦人科の柴原医師が発端で世間に出せない研究成果と夏貴の出生の秘密に辿り着く。そして、人工受精、クローンなど100万の手がその秘密を記したDVDデータを狙い新たな殺人事件へと発展する。やはり、クローンは非倫理的人道的に認められないだろう。東は最初胡散臭かった頼りになり話を締める存在感があった。

2018/01/20

えみりん☆

しゃばけシリーズとは異なり、現代医療ミステリーと言った感じ。医師も人間でいろんなことを考えるもので、医療に携わっていると、時として正常な判断が出来なくなるのかと思えます。東さんが思った以上にしっかりしたおじさんだったことに驚き、こんな人が義父になれば夏貴も幸せになれるかもと思いました。重たい話の中にもそれだけは救いです。

2014/08/30

朱音

うじうじした主人公が重い母、気に入らない義父予定者とのかかわりで余計にうじうじしていてちょっと歯がゆい。でもそこらへんがかえってリアルか。親友とのコンタクトが途中でぷつんといった感じで消化不良。異常な人ばかり出すというのはいかがなものか、とも思うしなぁ。テーマは独創的で重いテーマなのでもっと濃厚に書き込むタイプの作家さんでこういうの読みたいかも。

2009/12/26

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