ハルさん (ミステリ・フロンティア 31)
ハルさん (ミステリ・フロンティア 31) / 感想・レビュー
ぶんこ
どうもミステリーの分類にも入るようだったらしいですが、読み終わって他の方の感想を読むまで気が付きませんでした。 日常生活の中には、アレッて思う事は日常茶飯事。 この本の謎も、どこにでもある謎で、ミステリーというほどではないような。 気が弱くて優しいお父さんが、娘の結婚式までに、子育て中のあれこれを思い返す。 それが、どれもホッコリ。 浪漫堂さんの存在がいいなぁ。 娘のふぅちゃん側からの、お父さん、お母さんへの思いが描かれていたら、もっと惹きつけられていたのかと、少し物足りなかったです。
2015/01/18
takaC
擦れ気味の自分にはピュアな物語過ぎて物足りなかった。ハルさん、イジけ過ぎ…
2011/09/25
ゆみねこ
若くして父となり、そして若くして妻を失い男手ひとつで娘ふうちゃんを育てるハルさん。ちょっと頼りない父としっかり者の娘の物語。ほのぼのとして、じんわりと感動する良書です。お勧め!
2013/11/25
千穂
金曜日の本屋さんを読んで、読みたくなり手に取った。奥さんを早く亡くし幼な子ふうちゃんと父と子の二人暮らしになった人形作家のハルさん。2人の間に起きるちょっとした事件をハルさんの優しさで丁寧に解決していく。ほのぼの幸せを感じる作品。娘を嫁に出す父の気持ちも切ないなぁ
2018/04/30
エンリケ
父一人娘一人の物語だと言う事は判っていた。そんな手塩にかけた娘がお嫁に行くお話だと言う事も。相当注意して読んだつもりだったが最後は敢えなく涙腺決壊。娘を持つ身としてはどうしようも無かった。結婚の日に父親のハルさんが思い出す娘のふうちゃんの少女時代のエピソード。各々が短編の軽いミステリー形式になっている。あたふたする頼り無いハルさんを助けるのは亡き妻。心の中の会話で謎を解いて行く。何だか「ささらさや」の逆バージョン。ハルさんの悪戦苦闘ぶりは不器用だが温かい。そんな心はちゃんとふうちゃんに伝わっていた。
2014/10/06
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