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オルゴーリェンヌ (ミステリ・フロンティア)

オルゴーリェンヌ (ミステリ・フロンティア)

オルゴーリェンヌ (ミステリ・フロンティア)

作家
北山猛邦
出版社
東京創元社
発売日
2014-11-21
ISBN
9784488017798
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オルゴーリェンヌ (ミステリ・フロンティア) / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

少年検閲官その2。ミスリードもあるし、最後は流石に物理の北山って感じのトリックでした。それにしても犯人が意外すぎて、参りました。

2014/12/07

だんじろー

がっちがちの本格。無理に新たなトリックを捻り出さなくても、組み合わせや見せ方によって、十分魅力的なミステリを生み出すことができる好例。特に第三の事件におけるトリックの奇抜さ、美しさたるや。加えて、検閲官をトリックに利用するなんざ、何とも大胆でおしゃれな発想。ラストの意外性も想定外。まあ、現実的にはとても実現できそうにないけど。

2016/07/31

ひめありす@灯れ松明の火

北山さんの作品を読むと、何故か私は北限の村を想像してしまう。月明かりに照らされた蒼い雪、格子窓、赤く染まった頬とサンタクロース。抱きしめたい、とは違うけど、愛おしみたい物語。物理の北山さんらしいトリックの数々とモノクロームで退廃的なリリシズムが素敵な作品。だからオルゴールのモチーフがぴったり!ユユもエノもクリスもとっても可愛くて、なんだかスノードームの中を覗き込んでいる様な感じです。片山若子さんのイラストがとってもそれらしく控えめに色を添えています。このコンビ好きだー。トリックは、うん…家でも出来ますね!

2014/12/31

ヒロユキ

終末的、幻想的な世界観にふんだんに盛り込まれた図入りの物理トリック。始まりの章で一気に引き込まれました。さらに今作はその北山ワールド全開な上に多重解決ものと濃ゆい内容です。3つの解決が用意されていて、当然偽の答えには一目に無理があったりするのですが、すべての解決がそれぞれの立場から見て意味を持ったものとして描かれているのが面白い。

2015/10/03

hydrangea

シリーズ2作目、久しぶりの北山作品でしたが、この幻想的、終末的な雰囲気は変わらずいいですね。トリックも可否は別としても物理の北山を、改めて思い出させてくれます。刹那的なラストシーンも印象に残りました。次回作、いつ出るんだろー?

2015/09/22

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