ようこそ授賞式の夕べに (成風堂書店事件メモ(邂逅編)) (ミステリ・フロンティア)
ようこそ授賞式の夕べに (成風堂書店事件メモ(邂逅編)) (ミステリ・フロンティア) / 感想・レビュー
hiro
未読だった成風堂書店事件メモシリーズの3弾を先に読み、この邂逅編を読んだ。書店大賞の授賞式にまつわるミステリ。杏子と多絵に、井辻と両シリーズのキャラクターが揃ったが、やはり、ひつじくんより杏子と多絵のコンビが一枚上手だったw 書店ミステリとしてもさることながら、(書店ではなく)本屋大賞に対する作家、出版社そして書店の意気込みを知ることができた。2014年本屋大賞のノミネート作品の発表も近づき、大変楽しみになってきた。これからも両シリーズが続くことを期待し、また大崎さんのシリーズ以外の作品も読んでみよう。
2014/01/13
ダイ@2019.11.2~一時休止
成風堂書店事件メモその4。ヒツジくんのキャラも勢ぞろいなので両シリーズを読み終えてから読んで楽しめた。書店員じゃないけど書店大賞に参加したい。
2015/01/12
おしゃべりメガネ
大好きなシリーズのまさかまさかのコラボ作品です。とはいっても、「杏子&多絵」と「ひつじ&真柴」のカラミは残念ながら、あまり多くはなかったです。話自体もそんなにミステリーレベルは高くはないと感じたので、とりあえずオールスター集合(登場)の番外編と割り切って読むのがいいかなと。個人的には「ひつじ&真柴」のカラミが大好きで、特に「真柴」さんの軽いキャラはホント、憎めません。作品全体を通しては、なんとなく「多絵」ちゃんのほぼひとり舞台だったかなと。なんとなく流れで後半にきて、最後の最後でウルっとさせてくれました。
2014/10/03
文庫フリーク@灯れ松明の火
本屋大賞ならぬ書店大賞受賞式を舞台に、事務局に届いた怪文書を巡って成風堂書店員・杏子&多絵と、明林書房営業マン・ひつじくんが手を携えて謎に挑む人気シリーズのコラボ。見事にミスリードされたのは、書店大賞創設の中心人物にして、第一回書店大賞受賞式当日に亡くなった飛梅書店・飛石の残した「口惜しい。すっかりしてやられた。無念でたまらない」の走り書き。書店大賞をスキャンダルに巻き込もうとした犯人が、悪党と呼ぶにはあまりにちっちゃな器だったため興味は書店大賞(本屋大賞)の内幕描いた部分に。帯のロイヤリティーは実に→
2013/12/28
紅はこべ
現実の本屋大賞に対する私の批判的見地が本作で余すところなく伝えられていた。みんな、そう思っていたのか。本屋大賞に関して言えば、某作家が一位を獲った時から興味を失くしている。書店員さんと私の好みが微妙にマッチしない。本作の書店大賞ノミネート作品、いかにも本屋大賞好み。本屋大賞って、普段小説を読まない人にとってのガイドにはなる。本好きには参考にならない。書店員に読書の指南役は求めていない。謎解きよりも、文学賞の存在意義について考えさせられた本でした。
2021/03/28
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