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夏に祈りを: ただし、無音に限り (ミステリ・フロンティア 111)

夏に祈りを: ただし、無音に限り (ミステリ・フロンティア 111)

夏に祈りを: ただし、無音に限り (ミステリ・フロンティア 111)

作家
織守きょうや
出版社
東京創元社
発売日
2022-03-10
ISBN
9784488020163
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夏に祈りを: ただし、無音に限り (ミステリ・フロンティア 111) / 感想・レビュー

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美紀ちゃん

①が面白かったので②も読んでみたかった。 これはシリーズの2作目。保育園からの依頼は、掴みにくい不思議な内容。少し不思議なことが起きている。虐待ではないと思うが預かっている子供の傷が絶えない。なぜ?繋がるワードは「転落」。わかる。子供って親が忙しい時に風邪をひく。(うちの子も寂しさ発熱よくあった。)そういう現象だと思う。ケガをすれば、親が仕事を休んで一緒にいてくれる。それにしても楓くんは冷静で大人で好感度が高い。頼りになるし。 世界中の子供たちが、1人残らず幸せになったらいいのにと思う。次作も楽しみ。

2022/04/25

みかん🍊

霊の存在が視えてしまう探偵春近と中学生の楓のコンビのシリーズ2作目、保育園の園長からよく怪我をする園児の虐待疑惑を相談され、夏休み中ボランティアで関わる事になる、幼児虐待ならしんどいと思いながら読んでいたが、園児が転落死するというのはやはり辛い、救いは二人が真相に気づき良い方向に持っていったであろうと希望が持てる事、切ない話しではあったが彼らの活躍がもっとみたくもある。

2022/06/08

yukision

シリーズ2作目。霊の記憶が視える探偵と,その家庭教師先の中学生という異色のコンビが捜査する。園児の虐待疑惑に対する調査が事件へと繋がり,最後はしんみり。探偵よりも中学生の方が捜査能力が高く,探偵は霊を見る専門という設定が新鮮。些細な調査から広がっていく事実は簡単に思えて意外性があり,面白く読めた。

2022/09/29

さっこ

シリーズ第2弾。虐待を疑われる4歳児の実情を探るため、保育園でボランティアをすることにした春近と楓。園児の連続した事故死が発生し、園児の霊を頼りに真相を突き止めていく。子供を守りたい親と、親に甘えたい子供がただただ切ない。互いを思う気持ちは何にも代えがたい純粋な愛情。すべての子供たちが幸せであるようにと祈りたい。楓は少し感情が出せるようになっていて、まだまだこの先も楓の成長を見ていきたい。それにしても切ない読後でした。

2022/05/11

sayuri

切なさが残るミステリー。霊の記憶が視える私立探偵・天野春近が、教え子の中学生・楓と共に謎を解いていく調査ファイル第二弾。今回の相談者は保育園の園長。依頼内容は不穏な空気を醸し出す園児がいるので調べて欲しいとの事。この保育園に通う園児に立て続けに起きた転落事故。これは事故かそれとも事件なのか。ミステリ好きな人であれば、容易に犯人の想像が付くと思うが、その裏に隠されていた真相を知ると、切ない感情が込み上げて来る。春近と楓の優しさが救いだ。子供達の未来が孤独とは無縁な温かく豊かなものである事を祈りたくなる読後。

2022/04/14

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