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月光ゲーム: Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎)

月光ゲーム: Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎)

月光ゲーム: Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎)

作家
有栖川有栖
出版社
東京創元社
発売日
1989-01-01
ISBN
9784488023140
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月光ゲーム: Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎) / 感想・レビュー

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オーウェン

有栖川さんのデビュー作であり、学生アリスシリーズの1作目。 推理研究会の面々が向かったキャンプ場にて、山の噴火が起こり、有栖や江神はその場に取り残される。 そして起こる殺人。 クローズドサークルが出来るのはこのシリーズの特徴であり、その中でいかにして犯人は殺人を実行したのか。 犯人の予想は大体目星が付くが、凶器を巡るややこしい人物の行動原理には惑わされる。 そして有栖の恋模様も描かれているが、マリアは次の回からであり、その意味で青春ものでもあるのが興味深い。

2022/06/24

とも

★★★相当久しぶりに読んだ有栖川有栖。ハイキングがてらに山にキャンプに行った大学生が、噴火で閉じ込められたなかで殺人事件が起こるという、典型的本格推理の形式に則ったものとなっているが、真新しさも面白みもなく結論はあっさりとしている割に、最終章手前では、'読者への挑戦'みたいな、たいそうな一説なんかが気に食わない。ただ登場人物が17名もいるのに、そう混乱しなかったのは、意識的努力ととにみ描写レベルは相当なものかと。最近の作品と比較すると、日本の推理小説の進歩はものすごいものだと改めて実感させられる。

2019/03/04

☆エンジェルよじ☆

作家アリスシリーズから読み始めたせいか、アリスが初々しい^^動機に無理がある感もあるが推理研のモチと信長のかけあいは面白い。探偵役の江神さんと火村さんは共通点がありますね。来月は『孤島パズル』を読める予定。楽しみです!

2010/07/15

ふう

うちにあったの辰巳四郎カバーの文庫版だったし、ダイイングメッセージの写真が載ってたの忘れてたし、"ベン"と"ペン"の誤植なんか見つけちゃったなどなど置いといてw、「論理の松明を掲げた探偵があり得た唯一人の犯人の特定に読者を導く」有栖川のデビュー長編。ほろ苦い青春ミステリーとしても◎ 登場人物17人もいたんだな~どうせならイメージがらっと変えて関ジャニ∞全員で映像化なんてのも面白そう。なら江神は渋谷でアリスが錦戸?うーんどうだろうw 「平成のエラリークイーン」て言いたい事わかるけどなんか違う気もw

2009/09/06

とうこ

江神さんシリーズは初読み。登場人物達が一度にたくさん出てくるので、名前とあだ名を覚えるヒマが無く、誰だっけ?と常に思いながら読んでました…。物語はクローズドサークルでダイイングメッセージありの連続殺人事件、というこれぞミステリーといった舞台設定。このお話しが有栖川有栖さんのデビュー作だったのだな〜と思うと感慨深い。次作も読んでみたいと思う。

2023/02/09

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