殺人喜劇の13人: 第1回鮎川哲也賞受賞作
殺人喜劇の13人: 第1回鮎川哲也賞受賞作 / 感想・レビュー
雪紫
行き過ぎた技巧派はデビュー作から(森江春策もここから登場)行き過ぎた技巧派だった。元病院のアパートを舞台にキャラ立ちする前からバラエティ豊かなやり口で大量死する面々(しかもトリックたくさん)。無能警察(あの手記見たらどう思うのやら)。序盤から暗号を示唆する記録小説(読みにくい、キャラわかりにくいな欠点はある)など行き過ぎた技巧派はデビュー作からミステリ愛も行き過ぎな程に詰まっていた。勿論真相の満足度も込みで。一言でまとめるならーーおなかいっぱい。
2019/11/09
みっちゃん
第1部の文章がものすごく読みづらかったので、読むのをやめようかと思ったが、2部は読みやすかった。作者は本格推理小説が大好きなんだな、というのが伝わった。警察官が全く動かないのと、学生達が連日殺されて行くあたり、「りら荘」にも似ている。
2015/07/31
ステビア
『りら荘』のような連続殺人モノ。ちょっとゴチャゴチャしすぎで疲れた。
2014/11/25
よっしー
文庫版の表紙にひかれて図書館で借りました。なので、この本を渡された時にイメージと違っていて戸惑いも(笑 中味はかなりの本格派ミステリーでしょうか。内容の理解にに中々苦戦しました。ただ、気になることが多すぎて、先へ先へとページを捲る手は止まらなかったです。
2017/10/26
kenplus
登場人物の紹介が続く冒頭の部分ではめげそうになってしまったが、なんとなく妙な感じを抱きつつ読み進めていくと、なるほどなという展開が待っていた。13文字に隠された他愛のない謎が、ああいう形で生かされているとは、お見事でした。そして、最後の最後に誰なんだってね。「一関係者より、名探偵殿へ。その頭脳とお節介に、感謝と、そして心からの侮蔑を込めて」
2013/09/29
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