風信子の家: 神代教授の日常と謎
風信子の家: 神代教授の日常と謎 / 感想・レビュー
へくとぱすかる
神代教授の日常を背景にしているせいもあってか、登場人物の心理に深く踏み込んだミステリ。文章はねっとり濃厚だが、けっして不愉快ではなく、読んでよかったと思わせる。それぞれの物語が明るい話ではないのにそう感じるから、とても不思議だ。教授の人徳かもしれない。久しぶりに建築探偵シリーズ(のスピンオフ)を読んだので、世界の把握にちょっととまどったが、なつかしい!
2015/12/14
coco夏ko10角
建築探偵シリーズ番外編、神代教授メインの短編集。それぞれちょっとした謎もあるけど、それよりみんなの日常を楽しむ。神代さんが友人とお酒飲みながらぐだぐだしてるのいいね。小さかった頃の蒼、かわいい。
2018/02/09
空猫
建築探偵桜井京介の事件簿・スピンオフ。京介と蒼の保護者・神代宗教授が主人公。元のシリーズは開始当時から好きで読んでいたはずなのに,このスピンオフ以降が何故か未読。この作品で素敵なオジサマと悩める青少年たちの物語を思い出したので続きを読んでみようと思います。
2019/01/31
ソラ
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) W大教授・神代宗の自宅に、ひとつの贈り物が届けられる。箱の中身は「君にこの謎が解けるかな?」というメッセージと、家屋の精巧な立体模型。その模型の中で、人形は背中を刺されて殺されていた。現場は密室。いったいこの贈り物は何を意図したものなのか?メッセージに記されていた名前を頼りに、神代は自らの記憶を探りはじめる。真相の鍵となるのは『虚無への供物』と詩人・立原道造―(表題作)。ふしぎな心理の動きと謎解きを繊細に結びつけた力作四編と、書き下ろし掌編
2007/06/23
はる
まさに「神代教授の日常と謎」。神代教授の周りは賑やかで、名探偵が沢山(笑)本編の合間にまた読もう。いよいよ、『虚無への供物』を読みきらないと他でネタバレされそうだ…。
2014/01/06
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