ビールボーイズ
ビールボーイズ / 感想・レビュー
あつひめ
竹内さん初読みですが、これからビールがうまく感じられる季節。冷たくてちょっとほろ苦いビールが青春時代の若者の青臭さを思い出させる。各章ごとにあるビールの解説がまた面白い。ビールを飲みながらちょっと知ったかぶりしたくなるようなお話ばかり。この組み合わせがいいんだなぁ~。ヤンチャ時代から一緒に過ごし、家庭の事情やら何やらで離ればなれになることでそれでも、結ばれている友情って何かいいよなぁ~・・・と言いたくなる。まぁ、それぞれが年相応に悩みも抱えたり、それが成長ってことだよと自分も仲間になったような気になった。
2012/07/16
七色一味
読破。ビールにまつわるエッセイがプラスされた爽やかな物語です。読み始めた直後から私が感じていた「違和感」は、最後の最後に、氷解しました。難しい話は必要ないでしょう。スカッとした後味の物語を読みたいと思っている方にはオススメ。何はともあれ、ビールを片手に、「ボーイズ」達の青春──中年もありますが──物語を堪能してみてください。
2012/12/29
下町ロコモーティブ
*北海道南部の新山市、12歳の正吉、広治郎、勇、薫の四人は秘密基地に集まり缶ビールを飲み干す第一回ビール祭りを開きました。地元のビール工場撤退のために皆の憧れであった茜が転校する事になりビールに復讐してやろうというものでした。ビール祭りは四人が30歳になるまで10回続けられました。物語は紆余曲折を経て正吉が新山ビールという地ビールの製造・販売に漕ぎつけるという青春ラプソディです。上下二段で316ページという長編でしたがとても読みやすい作品でした。ビールのコラムが10篇挿入されていたのも良かったですよ。
2019/01/11
ゆい
竹内さんの作る青春の物語はとても爽やかで綿密で大好きです。毬、勇、薫、茜、飲んでみたいなあ。時折入るコラムも楽しかったし、プロローグとエピローグがとても良い味出してるように思いました。登場するビールがひとつひとつとても魅力的です。かんぱい!!
2014/08/30
ひかる
装丁を裏切らない爽やかな話。ビールと共に成長する幼なじみ達を時系列を追って描いている作品。序盤退屈でしたが、20歳を越える頃からだんだん面白くなり、早く読み切ってビール飲みたい!と禁断症状と戦うのに苦労しました。その甲斐あって読後に飲んだビールは格別でした。
2012/11/03
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