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無花果の実のなるころに

無花果の実のなるころに

無花果の実のなるころに

作家
西條奈加
出版社
東京創元社
発売日
2011-02-24
ISBN
9784488024710
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無花果の実のなるころに / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

直木賞作家西條さんのちょっぴりミステリーな連作集でした。読みやすいは読みやすいのですが、少なからずこの手の話は割りと多く感じられ、ちょっと物語に集中して入りこめなかったかなと。素直に西條さんはやっぱり時代モノを読んでるのがいいのかもしれませんね。親の仕事の都合で祖母と二人暮らしをしている中2の「望」。料理が得意で、その腕前はなかなかのものです。友人との関わりの中であらゆる珍事に巻き込まれ、名探偵ばりの祖母「お鳶さん」と協力して解決していきます。さらさらとストレスなく読むにはちょうどいい作品かもしれません。

2022/04/23

けい

先に「いつもが消えた日」を読んでしまったので戻ってこちらへ。こちらは6篇からなる短編集の作り、語り部の望と祖母のお蔦さんを中心に、神楽坂の自宅周辺で起こる事件を解決していきます。痛快なお蔦さんのカッコよさが各所で際立ち、望の料理が花を添えます。短編の方がメリハリが効いていいかな?奈加さんの現代作品いい気分で読了させてもらいました。面白かった。

2014/03/22

aoringo

元芸者の祖母と二人暮らしの主人公。代々男が料理を受け持つという家系で主人公の望くんも台所で腕を振るう。お蔦さんが身近な問題を解決していくのだけど、それが粋でかっこいい。出くわすトラブルは意外にシビアなのもあるけど、基本的にみんないい人なのでいやな気持ちにはならない。望くんのお料理も本格的でおいしそうでした。遠縁の楓ちゃんとはどうなるのかな。

2020/08/08

とし

お蔦さんの神楽坂日記「無花果の実のなるころに」2巻。今回はお蔦さんがらみの騒動が・・・粋で気風が良いな~、刑事に対しても・・・「罪を犯して罰を受けないというのはね、実は当の本人がいちばん辛いんだよ」説得力ありますね。望のレシピも楽しいね次巻はあるのかな、あれば是非読みたい。

2014/08/23

yanae

西條さん、現代物初読みです。神楽坂にすむ祖母の「お蔦さん」と一緒に、身近に起きる事件を解決していく連作短編。おばあちゃんと一緒に中学生が暮らすっ設定、普通は美味しいご飯作るニコニコ優しいおばあちゃんとの二人暮らしなんてものが多いけど、お蔦さんは元々芸者さんで、料理もからっきし。ハキハキなんでも中学生に話すおばあちゃん。逆に中学生が料理上手(笑)二人のやり取りが面白かったし、読みやすかったです。シリーズ追っていきます。

2016/08/31

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