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無伴奏

無伴奏

無伴奏

作家
太田忠司
出版社
東京創元社
発売日
2011-07-27
ISBN
9784488024789
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無伴奏 / 感想・レビュー

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そのぼん

父が危篤だという連絡を受けて実家に帰った男。しかし、実際に家実家に帰ってみると、危篤ではないものの、様々な問題を抱えた家族の姿があって・・・と、いった感じのお話でした。普通の家族の話だけではなく、ミステリー的要素もあって、そこがよかったと思いました。

2012/08/28

ゆう

図書館本。阿南さんの下の名前がついに出てきたシリーズ4作目。警察、探偵手伝い、コンビニ店員、いろいろやってきた阿南さんがたどり着いたのは介護士。家族とのやりとりもあって今までより人間味を感じる。別のシリーズとちょっとリンクしたのも嬉しい。阿南さんのキャラもあってちょっと陰鬱としてるこのシリーズ。読んでるときはのめり込んでるからいいけど、読み終わったあとの疲労感が半端ない。それでもカッチカチに堅かったのがなんとなく角がとれてきたような。しかしヘビーな人生だなぁ、このお方。

2015/12/14

うさうさ

シリーズものだと知らずに読んだけど単独でも楽しめた。介護職員の主人公と、その父親の介護をめぐる兄妹間のあれこれ。介護の話はどうしてこう沈鬱になるのかな、と思うほど最初はどんよりしたけど、後半はミステリー仕立てで面白かった。介護業界が抱える問題も取り上げリアリティがあった。

2014/07/20

眠り猫@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

阿南シリーズ最新作 親の介護問題と謎の父の言葉 同級生の事件がうまく絡み合っています 「無伴奏」というタイトルがジーンとくる一冊

2011/09/07

どんぐり

元警官で探偵、いまは介護福祉士が主人公。この設定がいい。「わしが、殺した」という認知症の父親の言葉から、母親の死に疑問を持ち始めるうちに元同級生の梢から持ち込まれる夫の捜索。2つの秘密のベールが解き明かされていくのが読んでいて小気味よい。表題の無伴奏は、「人間ひとりひとりが無伴奏で曲を奏でながら生きている」「無伴奏の曲同士が重なり合って違う曲が聞こえてくる」という意味あいでつけられている。

2013/02/17

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