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スクウェア Ⅱ

スクウェア Ⅱ

スクウェア Ⅱ

作家
福田和代
出版社
東京創元社
発売日
2012-02-28
ISBN
9784488024925
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スクウェア Ⅱ / 感想・レビュー

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KAZOO

Ⅰに続くⅡは5つの連作物語が収められています。私は比較的面白く読ませてもらいました。文句の付け所はあるかもしれませんが、エンターテイメントとして楽しめました。ほかの方も書いているように長編にして、主人公の刑事ももう少し本物の刑事らしくしていくと、高村薫さんの後を継げる感じはします。麻薬関連の話は結構、勉強されているようなので。

2015/11/05

きさらぎ

Ⅰ,Ⅱ通して大きなテーマは覚せい剤売買。バー”スクウェア”のある場末の雰囲気や人間関係が印象的だった。リュウの素性は意外なものだったが、あっさりすぎる描写にやや拍子抜け。覚せい剤絡みの話は、多くの場合暴力団が関係してくるので苦手だな。私はなぜか、(小説上の)組の名前や、組長と構成員の名前と関係がまったく頭に入って来ないのです(~_~;) 薬物事件を捜査する刑事さんは、証拠固めのために、長年にわたる地道な捜査を強いられる。地味で忍耐のいる仕事だな、と先日の元大物プロ野球選手の逮捕劇を思い浮かべた。

2016/03/29

そのぼん

シリーズものの第二巻。薬物絡みの事件の捜査がメインでした。謎のバーテンダーのバックグランドも解り、登場人物にも深みが出た気がしました。まさかの赤ちゃんがメインになる家族を描いたスピンオフ的な作品も収録されていて、楽しめました。

2012/10/11

MASAオレンジ95%

三田にとって「スクウェア」での1杯は、必要不可欠なものとなった。相変わらず三田と「スクウェア」のまわりには麻薬の影が横たわる。帰って来た大事な人もいたが、思ったより過激で衝撃的な展開は待っていなかった。「スクウェア」の店内のような、静かで少し味わいのある幕引きだった。

2016/03/18

しょこ

なるほど~こういう終わり方かぁ(゜o゜)現実には分からないけど、小説で知るこの手の世界の話なら、スクウェアに出入りしてる誰かしらは死んでいたのでは!?というほど大胆な話だった。最後はこうもうまくいくまい…と思えなくもないけど、先が気になり一気に読了☆コレは『スクウェアⅠ』を読んでから読まないと???となりそうなので、読んでない方はⅠを先に読みましょう。大切なものを守るために、時には別の何かを捨てなければならない。リュウの遺恨は消えないものに違いないけど、このスクウェアという居場所はぜひ守りぬいてほしい。

2016/12/26

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