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うさぎ幻化行 (創元クライム・クラブ)

うさぎ幻化行 (創元クライム・クラブ)

うさぎ幻化行 (創元クライム・クラブ)

作家
北森鴻
出版社
東京創元社
発売日
2010-02-24
ISBN
9784488025342
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うさぎ幻化行 (創元クライム・クラブ) / 感想・レビュー

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itoko♪

初読みの作家さんでしたが、これが遺作だったのですね。飛行機の墜落事故で亡くなった義兄の残した、不可解な音のメッセージ。妹のリツ子は、その音のメッセージのルーツを探す旅に出るが…。リツ子の性格が読めず、初対面の男性や元夫と会う時に、部屋でのその行動はどうなんだろう?とか、不思議なことだらけで。義兄が、彼女と妹を同じ愛称で呼んでいたことが、悲劇の始まりだったのですね。

2015/05/31

れみ

飛行機墜落事故で亡くなった音響技術者が残した音源をもとに旅するふたりの女性のお話。前半にもやっとした形で終わってる部分の真相が明かされていく終盤にはちょっとびっくりさせられた。

2014/08/29

ミーコ

うさぎ の表紙に惹かれ読んでみました。初読みの作家さん。音の表現が綺麗で 耳を済ませば聞こえて来そう。。。 でも義兄 圭一に魅力を感じられず。最後が曖昧でスッキリしませんでした。

2017/01/04

kishikan

今は亡き北森鴻の完結した小説としては多分最後の作品がこれ。飛行機事故で亡くなった音響技術者の義兄、そして彼がうさぎと呼んだ妹。物語は「うさぎへ」と書き綴られた遺書から始まる。そのメッセージに秘められた謎、そして兄が録音した「残したい日本の音風景」を巡る旅。そしてその旅路の最後は・・・。またしても、音に関する科学、列車の旅など、北森の下調べのすごさ、そして叙情的文章力に魅かれてしまう。残念なのは、ラストにかけて記述が散漫な感じがするのだが・・・。もしかすると、自分の体におきた変化を感じていたのか・・・・。

2010/06/09

財布にジャック

理解力不足なのか、なんだか一度読んだだけではすっきりとしなかったので、繰り返し読みました。それでも、はっきりとは解りませんでした。でも、だからこそ、忘れられない作品になりそうで、北森さんのことずーっと忘れないでいられそうです。若くして逝ってしまわれて、本当に残念でなりません。

2010/04/18

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