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ドロシイ殺し (創元クライム・クラブ)

ドロシイ殺し (創元クライム・クラブ)

ドロシイ殺し (創元クライム・クラブ)

作家
小林泰三
出版社
東京創元社
発売日
2018-04-28
ISBN
9784488025564
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ドロシイ殺し (創元クライム・クラブ) / 感想・レビュー

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starbro

小林泰三は、新作中心に読んでいる作家です。『アリス殺し』シリーズ第三弾、今回は『オズの魔法使い』のドロシイでした。魔法の世界なので、何でもありで著者はかなり楽しんで書いている気がします。『屍人荘の殺人』と言い、ゾンビが登場するのが、最近の流行なのでしょうか?本書も同じ東京創元社刊でした。

2018/06/08

nobby

今度の獲物はドロシイ…井森なのに蜥蜴のビルを軸にしたパラレルワールドの舞台は『オズの魔法使い』予習バッチリで臨んだつもりが、まさかシリーズ15タイトルあるとは!?それでも案山子にブリキの樵に臆病ライオンと魔女達が分かれば十分についていける快作。やっぱり気になるのは、こっちの世界のアーヴァタールが誰かということ!ここで効いてくるのが「玩具修理者」「人獣細工」への人物リンク、そして忘れちゃいけない「酔歩する男」!連続殺人のトリックとか仕掛け差し置いて全編楽しめた♬でも最後の女王オズマの変貌はグロくて恐ろしい…

2020/09/17

あも

此度は、オズの魔法使いの世界で起きるドロシイ殺し!地球に住む人々は夢の世界で物語の世界の登場人?物と、その生死までリンクし…というシリーズ。ミステリ度はやや緩めだが、世界観も更に深まり今後への期待が高まる第3弾。3作共通の主人公でありながら脳足りんのビルは安定の愛らしさ。駄目な人は本当に駄目だろうが、中毒性のある噛み合わない会話も絶好調。『玩具修理者』既読ならファンサービスを超えて楽しめる要素アリ〼。歓喜の余り単行本引き裂きかけた。未読の諸氏は是非ガを読んでから本作に挑むべし。そして解説…その情報いる?笑

2018/05/08

ちーたん

★★★★☆メルヘンシリーズ第3弾!今回は『オズの魔法使い』の世界へGo!ビルは『不思議の国』へ帰る方法を教えてもらうため、ドロシイ・案山子・ブリキの樵・臆病ライオンと共に(トト🐕いない💦)エメラルドの都へ。オズマ女王の誕生パーティーで殺人事件が発生し…◆シリーズおなじみ噛み合わないおバカな会話が今回、輪をかけパワーアップ笑。ビルはもちろん、ビルもどきがいっぱいwwそして《玩具修理者》《人獣細工》のキャラの登場にテンション上がり、ミステリ部分でもシリーズファンの裏を欠く騙し方でヤラれた〜!面白かった🎵

2020/08/18

ゆかーん

すべてはオズの手の内に…。『アリス殺し』の頃から異世界を迷い続けている蜥蜴のビルは、今度はオズの世界に迷い込んでしまいます。慈悲深い民衆に慕われるオズマ姫にとって、オズ国は完璧な平和で成り立つ理想郷でした。しかし、突如発生する殺人事件によって、仲間同士で犯人探しが始まってしまいます。犯人探しを進めるうちに見えて来る、この国に隠された真実とは一体何なのでしょうか?残虐で遠慮のない血しぶき大量な描写が、今回も多数演出されていますので、食事中の読書はお控えください。そして、独裁国家の悲しき結末をご堪能下さい。

2018/07/06

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