KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

いつもが消えた日 (お蔦さんの神楽坂日記)

いつもが消えた日 (お蔦さんの神楽坂日記)

いつもが消えた日 (お蔦さんの神楽坂日記)

作家
西條奈加
出版社
東京創元社
発売日
2013-11-28
ISBN
9784488027278
amazonで購入する

いつもが消えた日 (お蔦さんの神楽坂日記) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

紫 綺

「お蔦さんの神楽坂日記」シリーズ第2弾。前作のような短編かと思いきや、何と一冊丸々の長編、読み応え有りの本格ミステリー。サッカー好きの中学生の生活が、ある日を境に一変する世にも奇妙な物語。お蔦さんの江戸っ子ぶりと望の美味しそうな料理がツボにはまる痛快な一冊。

2013/12/12

みかん🍊

前作を大分忘れているが、もっとほのぼのした話しだったような、今回は中学の後輩有斗が家に帰ったら家族が誰も居ずリビングに血溜まりがというショッキングな事件、望とお蔦さんが彼を預かり見方になりながら事件の真相を追う、当たり前だと思っていたいつもが突然消えるって恐ろしい、カードや消費者金融は気軽だが利息がどんどん膨らみ、いつの間にか莫大な借金へと変貌しどうにもならなくなる、人を傷つけたりする迷惑はかけてはいけないが迷惑をかけてかけられ助け合って生きて行く、人との繋がりが薄れて行くがそういう関係はやはり大切。

2021/12/24

けい

西條奈加さんの現代版。粋なお蔦さん、料理上手な望くん、周辺のサブキャラも個性的、筆者らしい設定で楽しめました。話の内容はちょっとドロドロしてましたが、そこはそれ奈加さんらしい文章であっさりと。時代物の方がいいかと思ったけど現代物もいけますねー。これはシリーズ2作目「無花果の実のなるころに」が1作目なんですね。戻って読まねば。

2014/03/02

とし

お蔦さんの神楽坂日記「いつもが消えた日」西条奈加さん初読み、粋な小説と思って読み始めてビックリ推理探偵小説?いろんな要素が詰め込まれた下町の人情味あふれた情緒がいっぱい詰め込まれた物語でした。元芸者の蔦さんと、孫の望君手料理と掛け合い、子供たちの成長特に有斗の成長は良いですね~最後に有斗がお蔦さんの言葉を思い出す、「人は助けたり助けられたり、そうやって生きていくって」。西条奈加さんの他の本も読んでみます。

2014/03/28

nyanco

お蔦さんのシリーズ第二弾、望くん成長したなぁ。前作ではお蔦さんがメインになっていたけれども、今回はお蔦さんも望の成長を認め、あまり前に出ること無く、それでいてしっかりと後ろからサポートしている様子がとても良かった。望の美味しそうな料理、中1の有斗の天真爛漫さが描かれた冒頭、とても楽しいシーン、事件発覚し、大きな落差の作り方、見せ方が実に見事。ただただ天真爛漫に見えた有斗だが、お蔦さんの見事な洞察力により、彼が鎹として幼い末っ子役を演じていたことが解る件も、本当に見事でした。続→

2014/01/01

感想・レビューをもっと見る