花野に眠る (秋葉図書館の四季)
花野に眠る (秋葉図書館の四季) / 感想・レビュー
おしゃべりメガネ
シリーズ2作目です。う~ん、完全とまではいきませんが、前作の雰囲気はほとんど引き継いでいないように感じ、独立した作品になっているかなと。あくまで個人的には前作の図書館ならではの雰囲気が好みだったのに、本作は正直図書館(司書)じゃなくても事足りる展開かなと。主人公「文子」も影が薄いし、「能勢」さんも立ち位置というかキャラが中途半端になってしまって・・・。チョイ役でありながら、かなりの助っ人ぶりを発揮する新聞記者の「佐竹」さんや図書館の先輩「日野」さんのほうが印象に残ってしまったのは、ある意味残念です。
2015/06/21
七色一味
読破。あぁ、これって『れんげ野原のまんなかで』の続編か…。短篇集かと思ったけど、どうも連作っぽい。最初の話で出てきた絵を教えてくれたおばさんは誰?とか、放置プレイですか!と思ったら、ちゃんと後でつながった。まぁ、それはそれでいいんですが、どうもミステリー部分が馴染めない。前作の時も確か、ミステリーにする必要がないと書いたと思いましたが、その感想は今回も。
2015/03/12
あつひめ
図書館の静かだけれど冷たくない、本屋さんとは違う空間を改めて思い描いた。老若男女が集まってくる場所。今回の謎は、図書館とは結びつきづらいなぁと思いながら読み終えたのは私だけかな?最近はどんな職種でも名探偵が多いから。本にまつわるミステリーなんか読みたくなるのは、ありきたりすぎるかな。でも、こんな優秀でとっつきやすそうな司書さんのいる図書館はいいなぁ。いつも、地区センターでさっさと借りてしまうから、たまには大きな図書館に行きたくなった。
2015/07/06
優希
図書館ののどかな日常の話かと思っていたらミステリーだったんですね。毎日ふとした謎が起きていたと思ったら、図書館の隣の土地から白骨死体が出て来るという重い展開になっていくのが驚きです。一応謎は解決していくけれど、全てが明らかになるわけではなく、少しずつ謎が残されていくのが気になりました。でも、最後に秋葉市の歴史と共に真実が明らかになるんですね。色々な児童書が紹介されてたり、図書館の季節が移ろう様子などが印象的な連作短編集でした。
2015/03/23
ゆみねこ
とても好きなジャンルの本です。近所に欲しい秋葉図書館。佐由留くんの気持ちが切なくて、大人の身勝手さが悲しかったのですが、親以外に気持ちを分かって貰える大人に出会えて良かったですね。
2016/02/10
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