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水晶宮の死神 (Victorian Horror Adventures 3)

水晶宮の死神 (Victorian Horror Adventures 3)

水晶宮の死神 (Victorian Horror Adventures 3)

作家
田中芳樹
出版社
東京創元社
発売日
2017-07-20
ISBN
9784488027704
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水晶宮の死神 (Victorian Horror Adventures 3) / 感想・レビュー

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ehirano1

三部作とは知らずにいきなり最終作から読んでしまうという大失態(泣)。まあ、有名人が出て来る出て来るで、これはいかがなものかと(苦笑)。その中で一際印象に残ったのがモリアーティ少年。いずれは彼のホームズの宿敵になることを意識してのキャラだったように思います。そんなわけで、私には物語よりも登場人物がやけに印象に残る作品でした。

2024/04/06

nono

図書館本。シリーズ完結。まずは完結したことに田中先生に感謝を^^今回は水晶宮というイギリス国内の工芸品等の博覧会で起こった事件、閉じ込められた二万人の人々に起こった出来事とは⁉昔の田中作品を思い起こされるスピード感溢れる展開と、魅力ある人々の冒険譚を今回も楽しめました。ニーダムとメープルの二人に加え、ディケンズに加えてルイス・キャロルやモリアーティ等多彩な登場人物の活躍も楽しい。まぁ何故にその事件が起こったか、なんて疑問に思っちゃいけないんだろうけど^^わくわくする冒険譚を堪能です。

2018/04/13

鐵太郎

いろいろな面で心配があったけれど、よかった。あのころの田中芳樹を読めて、本当によかった。最近の田中さんの変な思想やねじれた正義感の押しつけがない、洒落た落とし噺のような、芳樹節の幻想冒険物語でよかった。メインにからむヒネた少年ができすぎだし、この少年の10年後あたりをもっと描いてくれればなどと思ったけど、ともかく、にやりとさせてもらえてシャーロッキアンの端くれとしては大満足。ラスボスの小もの感やつじつまの合わないところなんてどうでもいい。これこそ8歳から80歳までの子供たちにむけた楽しい芳樹節。素敵。

2017/11/05

二分五厘

ニーダム&メープルの冒険三部作の最終巻。ロンドン博覧会の遺産・クリスタルパレスへ見学にやって来た二人。だが、どこからともなく降ってきた袋詰めの首なし死体の出現、そして突如吹き荒れる暴風雨により、二万人の群衆と共に足止めされてしまう。暗躍し殺戮を続けるカラス仮面『死神(デス)』の存在に恐怖する人々。だがこちらには二人に加え歴戦のウィッチャー警部に冷静のジェームズ・モリアーティ少年、役に立たないがルイス・キャロル、更にはディケンズ、ナイチンゲール女史まで揃える戦列!だけど完結巻にしては盛り上がりが少ないかな。

2023/11/04

朝比奈さん

ねえ、完結したよ(震え声)。田中芳樹作品なのに、完結したよ・・・。3部作と事前告知はされていたが、3作品でこのシリーズ終了なのはちと寂しい。お涼さんと似通っちゃっているからかなあ。それにしても、この作品といいアルスラーンといいシリーズを片付け始めているかのような田中先生。いつまでもお元気でいてくださいね。そして創竜伝の方もぜひ新刊を。

2017/09/09

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