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わたしの忘れ物

わたしの忘れ物

わたしの忘れ物

作家
乾ルカ
出版社
東京創元社
発売日
2018-03-12
ISBN
9784488027803
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わたしの忘れ物 / 感想・レビュー

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モルク

大学の学生部からの紹介で商業施設の中にある忘れ物センターのアルバイトを半ば強引に押し付けられた女子大生の恵麻。目立たなくて言葉も少ないが淡々と仕事をこなす彼女は何かを抱えている気配。6話の連作短編集であるが、次第に温度が上がってくる感じ。6つの忘れ物とその持ち主たちの思いが伝わってくる。最後の「私の忘れ物」で明かされる恵麻と親友のストーリー。タイミングが合わずになかなか読むことの出来なかった作品を漸く読むことが出来た。これは「メグル」の続編だったのか。

2019/11/20

うどん

途中で読むのを辞めようかと思っていましたが皆さまのレビュー見て最後で良かったと書いてあったので頑張って読んだら本当に良かったです。辞めなくて良かった!

2018/04/16

みかん🍊

大学の学生課から無理やり押し付けられたバイトは商業施設の忘れ物センター、届けられる忘れ物はほとんどがつまらない物ばかり、そんな捨ててもいいような物でも唯一無二のその人にとっては大切な物がある、鋭い主任水樹さんと背の高い橋野さん、影の薄いバイト恵麻の三人がそんな不思議を解き明かそうとする6つの忘れ物、高校生たちの「彼女の忘れ物」が良かった。ユウキさんって前に会ったよなと思ったら『メグル』だった。

2018/04/11

ちょろこ

せつなさと優しさと涙溢れる一冊。主人公 恵麻が「メグル」のユウキさんから紹介されたのは忘れ物センターでの短期間アルバイト。誰かの忘れ物に秘められた謎や思いを解き明かしながら恵麻が自分自身の心に気づき成長していく姿が心地よく、周囲に認められた嬉しさに浸るところにはグッときた。どんな忘れ物もかけがえのない価値あるものとしみじみしたところに用意されていた特大のせつなさ!あぁ、温かい人達だけで紡がれた優しさ溢れる物語、最後は涙と共に本を閉じた。素敵な作品を読めた幸せに浸るこのひととき、これがたまらない!

2018/04/25

ゆみねこ

H大学生部から無理矢理紹介された、大型複合施設の忘れ物センター。地味で目立たない中辻恵麻が、忘れ物とその持ち主との出会い、センターのスタッフとの交流で変わって行く。なぜ、中途半端な期間限定アルバイトだったのか、最後まで読むと謎が解けます。

2018/07/29

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