創作講座 料理を作るように小説を書こう
創作講座 料理を作るように小説を書こう / 感想・レビュー
緋莢
<はじめに>で出てきますが、この本はあくまで“小説を書くのが少しだけ上手くなる”テクニックを書いたものです。<「小説を書くこと」、「面白い小説を書くこと」、「作家になること」、「売れる作家になること」――この四つを混同してはいけません。それらの間にはものすごく大きなギャップがあるということを、まず理解してください>とも書いています。それで、<プロの作家はどれぐらい儲かるのか?>という事についても、<はじめに>の中で きちんと触れていて(続く
2021/12/09
山田太郎
読書好きなので、小説書いてみたいものですが。誰か読みたい本がないから自分で書いてみたとか言ってた作家さんいたけどの3分の曲は3~で書けると言った織田哲郎くらい信用できないというか。向き不向きがあるとかいうとこはなんか納得した。最近あんまり読んでない作者さんなので、久しぶり読んでみようかと思った。
2021/05/16
Hiroh
自分に書く小説でいいんだよ。どんな作品がヒットするかなんて誰にもわからない。(サブ)キャラクターは動物でイメージしてみたら? 一次選考落選選評には、してはいけないことが詰まっている。お名前は知っていたけれど、呼んだことのない作家さん。アイディアの満載のSFを書かれていることがうかがえる。読んでみなくては!
2024/10/19
活字スキー
現在脳梗塞からのリハビリ中である「愛と正義のSF作家」山本弘先生が、創元社の『ミステリーズ!』で2016年から17年にかけて連載しておられたコラム集。必ずしも作家を目指していなくても構わないが、もっぱら山本作品を具体例として語られるので、本書を楽しむにはあらかじめいくつか読んでおく必要はありそう。というか、むしろ山本作品についての作者コメンタリーとして楽しむのがメインで、あとは創作に限らず意識的なインプット/アウトプットのススメといったところか。
2021/05/15
十二月の雀
最も敬愛する作家、山本弘が新刊を出した。しかもBISシリーズではなく、創作講座を。著作を網羅していない(すればいいのに)自分のような半端者が、趣味で物を書くけど作家志望というわけでもない薄鈍が、読んでも良い物なのでしょうか。良いのです(断言)。自分だけが楽しむ小説、小説①も肯定してくれるのが嬉しかったり、小説オンチの行でドキリとしたり、その他膨大な知識量(毎度のこと)など、大変楽しめた。まさかあとがきで涙ぐむとは思わなかったけど。全快祝いの料理を、過去作を読みながら待つことにしよう。
2021/06/18
感想・レビューをもっと見る