ほんの本棚 (創元ライブラリ L い 1-7)
ほんの本棚 (創元ライブラリ L い 1-7) / 感想・レビュー
ばりぼー
右側に4コマ漫画、左側に書評(600字)という見開き1ページで1冊を紹介してくれている書評漫画です。4コマ漫画パートは完全なおちょくりで、中には苦笑ものもありますが、書評パートはとにかくたとえが絶妙!どの本も読書欲をそそられ、「読みたい本」に次々と登録してしまいました。内容を適確にとらえた分析力、簡潔にツボを押さえた構成力などは、やはり4コマ漫画で培われたものなのでしょう。とりあげた本も必ずしもベストセラーばかりではなく、相当な読書家でなければ手に取らないものが大半で、その博識ぶりに感心しました。
2013/11/03
るぴん
漫画家いしいひさいちさんが、右ページに4コマを描き、左ページにはオリジナルキャラによる書評という、一風変わった書評本。政治経済本からエンタメまで、いしいさんの読書範囲はかなり広いが、書評が1ページにまとめられているので、とても読みやすかった。面白そうな本が多かったけど、ボロクソに言っている本も何冊かあり、それがまた普通の書評本と違って面白い♫冒頭のしおり漫画も面白かった☆
2015/02/19
ツバメマン★こち亀読破中
書評&四コマ。もう何回も(風呂で)読んでいるのでボロボロです!いしいひさいちの読書量や守備範囲の広さは彼のマンガを見れば想像できますが、「どんな本でもどこかおもしろいところがあるよね。」(…とタブチに言わせている)という姿勢が素晴らしいなぁ。紹介された本を全部読みたくなる。
2015/11/27
ネギっ子gen
著名がナイス。表絵は、お馴染みの御仁。異色の書評漫画集。「しおりでGO!GO!」で始まり、本編の「ほんの一冊」、書評者3人と著者による「あとがき座談会」や広岡先生のお手伝いさんによる「お手伝いネコの読書日記」、小説ミステリ編集部・編集者による「しおりの編集日記」と超豪華! 書評者3人の紹介文が良い。特に広岡達三。<文学界のドン川上哲学の門下生となるも、些細なことから袂を分かち、行動派作家長嶋茂吉との確執でプロデビュー。毒舌とそれっぽい風貌で文学界の重鎮>と。巧い。この書を読まずして読書人を名乗るなかれ。⇒
2020/08/29
∃.狂茶党
いしいひさいちのキャラによる書評集。 いしいひさいちの書評集。 本関連の本を他にも描いていて、よほど好きなんだろうって、幅広さ。 大事な初出がついてない。 書評のキャラわけは、それほど鮮明ではなく、ネタ的なことも(漫画に任せ)控えめ。まっとうに、いしいひさいちの読書感想を楽しめる。 大ヒット作から、存在自体知らない作者まで、ミステリ系統と、少々生臭い、多分世評漫画を描く参考にしてるような本が多め。 真っ当な感想文を読むのは面白いもう少し長文があると良かった。
2022/12/10
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