文豪春秋 (創元ライブラリ L い 1-8)
文豪春秋 (創元ライブラリ L い 1-8) / 感想・レビュー
もりくに
いしいひさいちの漫画が大好きだ。だから、朝日新聞の「ののちゃん」を観ると、堪らなくなる。そんな時は、昔の作品を観る。私の大好きなヤクルト西武の名監督 広岡達朗を想起させる、売れないのにプライドだけは非常に高い広岡達三先生の日々。相方はヤクルトの安田投手似のずぼらな編集者 安田。西武で広岡監督を手古摺らせた田淵似の同業後輩の田淵先生。そして先生が引っ越したら家付きの女中。彼女は作家付きの女中だけあって、文学の造詣が深く、先生が再利用しようとした反古の原稿を、読んだうえで屑籠へ。作品の毒にヤット気分回復。
2016/12/13
がらくたどん
本棚整理。『わたしはネコである』と続編の『~殺人事件』が合本されて小さくなったお得な本。担当の安田氏勤務の出版社は「文学春秋」だしタイトルからも当然元の「ネコ」こそ文春さんの本だろうと思い込んでいたのだが先ほど本棚を見て「え、他社さん!?」と驚いた。いいのだろうか?先ごろ本家から同タイトルの大変に魅力的な本が出版されてしまったので、こそこそっと楽しみたい。引っ越し先の借家に居付いていたお手伝いさんが大好き。
2021/02/13
MT
がんばれタブチくんを思い出しながら楽しく読みました。広岡さん得難いキャラクターです。お手伝いさんとの掛け合いが秀逸。4.0
2017/11/21
星落秋風五丈原
文壇の長老、広岡達三先生が越してきた鎌倉の借家には、どこか憎めないお手伝いさんが付いていた。かくして頑固者の老作家と陽気なお手伝い、それに担当編集者の安田くん、推理作家の田淵コースケ氏など多彩な人物がドタバタを巻き起こす。抱腹絶倒の業界内幕暴露漫画
2005/12/26
のらくら Running B.B
広岡先生と安田デスクの電話バトルのネタが特に好き。夜中3時に延々とベルを鳴らし続けたり電話を掛けっぱなしで寝る安田デスク、無視し続けるもある日電話のベルがすぐ切れて不安になり掛け直してしまう広岡先生が笑える。
2017/09/23
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