陸の海賊 (創元推理文庫 M ト 1-18 ドイル傑作集 4)
陸の海賊 (創元推理文庫 M ト 1-18 ドイル傑作集 4) / 感想・レビュー
本木英朗
作者の傑作集4冊目。俺は2008年5月に買って読んでからは今まで何もしていない。今回が2回目だ。しかしやはりドイルという作家はすごいな。「クロックスリーの王者」に始まって、「狐の王」や「准将の結婚」、「シャーキー船長行状記」と来て最後は「陸の海賊」まで、どれも本当に美味いよ。やっぱり面白いね、うふふ。というわけで次が最後の5巻だな。いやー、ホームズ以外でもいろいろ書いてるよねえ、ドイルは。
2019/04/20
hydrangea
ドイルの短編集4冊目。スポーツと海賊がテーマになった作品が収録されています。ボクシングを扱った「クロックスリーの王者」は、筋書きはシンプルながら痛快さが余韻に残る作品で気に入りました。
2017/11/05
ホームズ
ボクシングや狩猟の話は分かりやすいがクリケットはルールが分からない(笑)それでも話の展開は分かりやすく楽しめました(笑)特に前半のボクシングを題材にした物語は単純な展開ながら素直に読めました(笑)後半になると『勇将ジェラール』も登場してくれたし(笑)それぞれの物語に挿絵が付いているのもうれしいですね(笑)『クロックスリーの王者』はシドニー・パジェットだったし(笑)もっと未紹介の作品があるはずだし『ササッサ谷の怪』とかも収録して全集にしてほしいな~(笑)
2011/04/10
Tetchy
テーマがボクシング、狩猟、クリケット、海賊物とに分かれ、非常にヴァラエティに富んでいる。そして昔の英国紳士が持っていた騎士道精神なるものが作品には通底しており、これがまた非常に清々しい。更に今回気付いたのはドイルの風景描写の精緻さである。更には当時の英国風俗・慣習を知ることにもなり、それらを補完する原書の挿絵が詳細で、資料的にも価値が高いように思える。確かにストーリー・プロットは現代小説に比べれば、一昔も二昔も前の古めかしさを感じるのは否めないが、それ以外の付加価値が高い短編集だと思った。
2010/02/18
KAZOO
これもドイルの傑作集ですが、11篇の短編集です。スポーツや趣味などを題材にして書かれており、しかもこの小説集は挿絵が多く当時の世相がわかり非常に参考になりました。
2013/02/11
感想・レビューをもっと見る