シャーロック・ホームズの冒険 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M ト 1-1 シャーロック・ホームズ全集)
シャーロック・ホームズの冒険 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M ト 1-1 シャーロック・ホームズ全集)
- 作家
- 出版社
- 東京創元社
- 発売日
- 2010-02-20
- ISBN
- 9784488101169
シャーロック・ホームズの冒険 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M ト 1-1 シャーロック・ホームズ全集) / 感想・レビュー
徒花
PRで読了。「まだらの紐」「唇のねじれた男」など有名な話を含むシャーロック・ホームズの短編集で、空いた時間にチョコチョコ読める。いまさらながら、おもしろいところは事件のトリックとか解決よりも、依頼人が事務所に来たところで披露されるホームズの観察眼による分析のところなんだなと気づく。作品によっては「えっここで終わるの?」と思うくらい解決部分がアッサリした話もあるが、おおむねおもしろく読める。あと、過去の事件の話がたまに出てくるのも、世界観の形成と読者サービスになっている部分があるのかな。
2018/03/26
MICK KICHI
<マンスリー・ホームズ> ホームズものの魅力の一つがスピード感だと思う。辻馬車、鉄道、徒歩、19世紀のロンドンを縦横無尽に行動する場面転換のイメージに魅力を感じる。そして、孤高の存在感。ワトソンが寝てる側で、身じろぎせず沈思黙考する場面が、この短編集でも数回登場する。言って見れば、行動力と推理、動と静のコントラストか。 「ボヘミアの醜聞」はいきなり敗北?から冒頭作品。「まだらの紐」「橅の木屋敷の怪」等、名作中の名作を堪能すると至福の時間が訪れて来る。
2019/03/06
とも
時代背景や歴史を知れば、もっと楽しめたのだろう。 ホームズがスーパーマンみたいで理解するのになかなかついて行けなかった。そこがいいのかもしれないが。
2021/12/28
たつや
確か、新潮文庫の100冊になってたと思いますが、この創元社推理文庫版は12編収録されており、当時のストランド紙の挿し絵もふんだんに収録されており、お得感がある。じっくり読むと、やはり、冒頭のボヘミアの醜聞、赤髪組合、花婿の正体の3連発はつくづく面白い。映画やテレビという刺激の少なかった当時は衝撃的だったことは容易に想像できる。ゆっくりとシャーロックホームズの世界を楽しみたいと思う。
2017/05/18
ばりぼー
小学生の時にジュブナイルものを読んで以来の再読。ポーの「盗まれた手紙」に対する「ボヘミアの醜聞」、「モルグ街の殺人」に対する「まだらの紐」など、きちんと読んでみると面白い発見がたくさんあって至福の時間を過ごせました。自分の中でホームズは名探偵というより超人のような存在に美化されてましたが、こんな変人だったのですね(笑)。本編だけでなく、解題や解説の内容も充実していて◎。「ありうべからざることをすべて除去してしまえば、あとに残ったものが、いかにありそうもないと思えても、すなわち真実である」…ホームズ語録
2014/11/21
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