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シャーロック・ホームズの事件簿【新版】 (創元推理文庫)

シャーロック・ホームズの事件簿【新版】 (創元推理文庫)

シャーロック・ホームズの事件簿【新版】 (創元推理文庫)

作家
アーサー・コナン・ドイル
深町眞理子
出版社
東京創元社
発売日
2017-04-12
ISBN
9784488101244
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シャーロック・ホームズの事件簿【新版】 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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LUNE MER

正真正銘の最後の聖典。最も時代が下った後の作品であり、電話でワトソンとやりとりしたり、レコードを利用して犯人を罠にかけるなど、当時まだ新しかった機器の物語への活用も見られる点がホームズ体験談として新鮮。ホームズ譚の基本はワトソンの手記であるのに対して、語り手がホームズ自身であるという非常に珍しい短編が2篇収録されているのも新鮮。これを読み終えると、ついに聖典を読み切ってしまったという感慨に浸れる。

2023/04/07

まえぞう

このシリーズの9冊読み終えました。最後はいかにもこれで終わりになりますよという感じがそこここにでていましたが、十分楽しませてもらえました。

2023/02/14

鐵太郎

深町眞理子さん翻訳のホームズ全集の締めくくり。その前に別な翻訳の「事件簿」を何冊か読んだので、内容については特にないけど、深町さんの翻訳文が気に入りました。「おやおや、ガリデブという名前の人間を見つけるとね、金になるんだってさ」──こういう軽い言葉で語るホームズって、なんか親しみやすい感じ。ここで締めくくられたホームズ譚ですが、最初にこの本が発刊されたとき、当時の読者は嬉しかっただろうなぁ。たとえ、ちょっとこのホームズ像に違和感があったとしてもね。

2017/06/15

chie

ホームズを読むのは、小学生以来約40年ぶり。この巻は完結篇で、読んだことはないのだけれど、ホームズの世界を満喫できた。言葉にはうまく出来ない。ただ、どれを読んでも、あぁ、これがホームズなんだと思った。著者のまえがきでは、最後の宣言がなされているけれど、ホームズ自身は最後の素振りを見せていないところは、それもコナン・ドイルの仕掛けなのだろうか。読者がいる限り、ホームズも永遠、なのに違いない。

2019/11/29

ネムル

小学生の時分にちょろっと読んだか読までか、ろくに覚えてないが面白かった。ホームズの人間的な面がよく見える「サセックスの吸血鬼」、喜劇的な顛末を楽しんで書いてるかの「ガリデブが三人」、粗も目立つが後の視点トリックを先行するような「マデリンの宝石」、隠遁後の珍作「ライオンのたてがみ」、どこか人情話への違和も感じるがそれでも印象深い「ソア橋の怪事件」と、愛着ある作品は多い。ホームズの短編集では、これが一番ではとも思った。

2024/11/03

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