悪徳警官 (創元推理文庫 134-6)
悪徳警官 (創元推理文庫 134-6) / 感想・レビュー
おくちゃん
図書館で借りました。面白い。本当に絶版なのか?マッギヴァーンの他の作品も読みたい。シンプルな文章が新鮮。訳者もスゴいのかな?
2018/10/05
Hannibal
これまで沢山の作品で悪徳刑事が描かれてきたが、本作品は古いだけあって最近ありがちなドギツイ描写もない。かと言って面白くないわけでもないので、一読の価値はある。 現代風にリメイクするなら結末から始まる構成でもイケると思う。 そのほか描かれている50年代の裕福なアメリカの生活は興味深い。
2016/06/08
切干大根
この本が何故絶版なのだろう。復讐譚としては弱いかも知れない。だが、この主人公たる悪徳警官の行動は全編を通して、心を打つ。この作品はおよそ2部に分けられるが、後半、彼が気付いた本当の強さとは何か、そしていかに自分が弱かったのか、それを悟った時のシーンは感動を呼ぶ。飾り立てた言葉がない、とにかくシンプルな作品。だけれども、力強い。もう一度言うけれど、何故この作品が絶版なのだ、創元推理!
2012/03/31
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